Helix Expert Report

BIGBOSS お茶の水駅前店 宮腰賢也

※本記事は2019年10月8日時点のもの、2021年8月よりESPテクニカルハウスに異動

「操作は簡単、でも気がつくと音作りの深いところに到達している。簡単さと深さこそ魅力です」

2019.10.08

Bigboss Miyakoshi main

JR御茶ノ水駅の御茶ノ水橋改札を出ると、すぐに視界に飛び込んでくるBIGBOSS お茶の水駅前店。楽器の街・御茶ノ水の中でも駅から徒歩1分以内という最高の立地にあり、都内に複数あるESP店舗の中で最大の売り場面積を誇る。同店1階、数々のペダルが並ぶ一角にHelixファミリーが並ぶ。本店にはHelix Expertの宮腰賢也さんが在籍し、懇切丁寧な接客でHelixの魅力を伝えている。



【店舗情報】
〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台2-1-9
WEB: https://bigboss.jp/tokyo-em/
TEL: 03-3862-0069


どんな使い方にも合うため、Helixに落ち着く方が多いです

──日頃の接客で大事にしていることを教えてください。
近くに学校や病院が多いせいか、高校生のグループや、お孫さんのために相談に乗ってほしいという方までさまざまなお客様が来店してくださるので、まずはお探しのものやご要望をお聞きすることを大切にしています。Helixに関しては、ある程度機能面を理解してから来られる方から、「いろいろな音が出せるギタープロセッサーというものがあるらしい」という初心者の方までやはり幅広いため、まずは用途を把握することに努めます。

──Helixを初めて試奏するお客様の反応は?
どのような用途にも合うため、他の製品とも弾き比べたうえで最終的にHelixに行き着く方が多いです。Helix Floorなどにはマイクの入力端子もあるので、ライブで使いたい方はもちろん、宅録をしたい方にもとても便利で、例えば、ピックアップを搭載したアコースティック・ギターの録音をする際に生音のマイク録りとライン録りを同時にできて、リテイクの必要がありません。また、マイク用プリアンプのモデルも入っているので、ボーカル録りにも使えます。こういった説明をすると宅録派の人も「これ1台でいいじゃん」と納得いただけますね。
ライトに来店された方には、最初にアンプ・モデル「Jazz Rivet 120」の音を聴いていただきます。レアなモデルやハイエンド・アンプでは、モデリング元の音がわかりづらい場合もありますので、リハスタなどで馴染みのある音を聴いてもらうことで、Helixの完成度の高さを体感していただきます。

アンプ直派でしたが、今では僕自身がHelixユーザーです

──宮腰さん自身は、どのように音楽と関わってきたのですか?
両親が音楽好きで、自宅では常にイエローモンキー、B’z、ヴァン・ヘイレン、クイーンなどがかかっている環境でして、自然と音楽に親しんでいた感じです。小学校6年生の時に父が使っていた、今で言う「ジャパンビンテージ」を譲り受ける形でギターを始めました。好きなバンドであるヒステリックパニックがHelixユーザーだということもあって、Helixに出会い、自分としてはアンプ直が理想でしたけど空間系も使いたい……それならば、とHelix Rackを購入しました。ライブ・メインではないので、これが最良の選択だったと思っています。

──Helix Expertであり、ご自身もユーザーである宮腰さんから見たHelixの魅力とは?
使いやすくて、わかりやすい点ですね。ライトユーザーの方でも使いやすく、でも掘っていけば掘っていくほど、深いという。その深さはプロも驚くほどで、先日もとあるアーティストさんとお話をしていて、アンプのコントロールをMIDIスイッチャーで行っているということでしたので、「お使いのHelixでもできますよ」とお伝えしたところ、驚かれていました。掘るのは簡単なんですけど、気がつくと深いところまで到達している。この使いやすさと深さがHelixの魅力だと思います。
自分自身はラウド系、ミクスチャー系の音作りが大好きなので、そういう音が好きな方はぜひ相談していただければ嬉しいですね。これまでに培ったHelix Expertとしての知識と、自分自身でもHelixを愛用している経験から、お客様の音作りをしっかりサポートできると思っています。店頭でぜひ気軽にお声がけください。



【Helix Expert Profile】
宮腰賢也(みやこし けんや)
幼少の頃からさまざまな「ロック」を聴いて育ち、高校卒業後、大学進学を経てESPギタークラフト・アカデミー東京校に入学。同校在学中からBIGBOSS お茶の水駅前店で働き始め、現在は同店在籍のHelix Expertとして多くのお客様から頼られる存在。

取材・文:井戸沼尚也
写真:星野俊

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