DL4 MkII Tips
第4回 feat.大橋英之 - Classic Looper ~ルーパー活用のススメ
DL4 MkIIの魅力を語る上で欠かせない機能のひとつが「Looper」だと思います。今回はそのシンプルな活用方法を紹介いたします。
Classic Looperでできること
「Looper」機能を利用して異色な演奏をするミュージシャンを何人か見たことがありますが、その方々の足下には高い確率でDL4がありました。「MkII」となり、諸々アップグレードされている中で一番大きな点として挙げられるのは、microSDカードを使用することで録音時間を大幅に拡大できた点ではないでしょうか。これによって、オリジナルのDL4では容量の問題で表現できなかったことなどが解消されています。
また、最後に録音したループ・フレーズを保存することもできるので、気に入ったコード進行、バッキング・パターンをセーブしておけば日々のインプロヴィゼーションの練習等にも役立ちます。
【Tips】動画で使用している「Classic Looper」の他に、よりシンプルな「1 Switch Looper」も選択できます。そちらはセレクターで切り替えることなくループをさせることができ、同時にディレイの切り替えや編集なども可能なので、ちょっとループを使いたいというシーンにはとても便利だと思います。設定方法はマニュアルからご確認ください。
シンプルな操作方法
「Classic Looper」の操作方法は従来通りとてもシンプルです。基本的にはAとBのフットスイッチのみで録音、多重録音、再生、停止が行えますので、初めてLooperを使うという方にも難しいことは無いと思いますし、少し慣れればCのスイッチ「ONCE」で1度のみの再生機能を使って、気に入った決めフレーズなどを、リードフレーズを弾きながら再生するという使い方もお勧めです。
TAPスイッチにはハーフスピード/リバースが割り当てられていて、これはフレーズやバッキングというよりはサウンド・エフェクト的な使い方で威力を発揮すると思います。ともあれ、この機能を使用して何を創り出すかはプレイヤー次第。きっとDL4 MkIIが新しい景色を見せてくれますのでぜひ活用してみてください!
大橋 英之(おおはし ひでゆき)
プロフィール
福島県出身。自身のバンド等で活動後、現在はセッション・ギタリストとしてSound Horizon他、様々なアーティストのサポートや、劇版などのレコーディング、ライヴ等で活動中。また、ヤング・ギター誌の新製品紹介ページにて毎月試奏を担当中。タイトなリズムギターと、センス溢れるフレージングが持ち味。
◎Twitter: https://twitter.com/hideyukiohashi
動画撮影・編集:熊谷和樹
録音:嵩井翔平
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