DL4 MkII Tips

第2回 feat.大橋英之 - ELEPHANT MAN&HALL REVERB ~ウォームなアナログ・ディレイ&リバーブ

DL4 MkIIはディレイのみならず、リバーブを15種類も内蔵しています。今回はそのおいしい使い方についてご紹介します。



15種類のシークレット・リバーブ

DL4 MkIIは豊富なディレイ・モデルに加え、15種類ものリバーブ・モデルも内蔵しています。奥行感のあるサウンドを演出する上で重要なこの2つのエフェクトを、果たしてコンパクトで揃えるべきか、高性能のラックタイプを選ぶべきか、便利なマルチエフェクトで補うべきか、など悩まれているギタリストも多いと思います。

ディレイ・モデルが増えた、MIDI端子が付いた、小型軽量化などDL4 MkIIになりアップデートされた箇所はたくさんありますが、高性能なリバーブ・モデルをも内蔵されたことにとても驚きましたし、非常に嬉しい機能です。

リバーブの呼び出し方

動画ではMkIIディレイ「ELEPHANT MAN」とリバーブ「HALL REVERB」の組み合わせをフォーカスしており、「ELEPHANT MAN」が放つモジュレーション感がリバーブと合わさり、コンサートホールで演奏しているかのように壮大に広がっていく艶やかなサウンドになっています。


【Tips】ALT/LEGACYボタンを押しながら、セレクター・ノブを回すことでイラスト上のオレンジ色で示されたリバーブ・モデルを選択、アサイン可能になります。

リバーブについては、モデル名などは本体に示されておらず、マニュアルでも「シークレット・リバーブ」と記されていますが、上図でも示したとおり本体のALT/LEGACYボタンを押しながらモデル・セレクター・ノブを回して、リバーブ・モデルを選択するだけですので、呼び出し方法が難しいなんてことは全くありません。むしろDL4の良さでもある直感的な操作がリバーブにも反映されているので、イメージに到達するまでが早かったです。同じように、ディケイ、ミックスやモデル別のパラメーターもALTボタンを押しながら他の4つのノブを回すことで細かくセッティングが可能です。とても音楽的で多彩なディレイとリバーブがこのペダル1つで作り出せるというのは大きな魅力だと思います。



大橋 英之

大橋 英之(おおはし ひでゆき)
プロフィール

福島県出身。自身のバンド等で活動後、現在はセッション・ギタリストとしてSound Horizon他、様々なアーティストのサポートや、劇版などのレコーディング、ライヴ等で活動中。また、ヤング・ギター誌の新製品紹介ページにて毎月試奏を担当中。タイトなリズムギターと、センス溢れるフレージングが持ち味。

◎Twitter: https://twitter.com/hideyukiohashi

写真:星野俊
動画撮影・編集:熊谷和樹
録音:嵩井翔平


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