アーティスト

スティーヴ・ハウ(イエス)の尽きせぬ創造性を支えるLine 6 Helix Floor + Powercab 212 Plus

「HelixとPowercabのセットはこれ以上望むべくもないというレベルに達している」(Steve Howe)


Interview:Akira Sakamoto Photo:Kazumichi Kokei(Live), Takashi Hoshino(Gear)

2022年9月に行われたイエス来日公演は、今なおプログレッシブ・ロックの金字塔として誉れ高い名作『危機(Close To The Edge)』の発表から50周年を記念したワールドツアーの一環で、演奏曲目も本作をハイライトとして構成され、ますます凄みを湛える演奏力を含めて往年のファンを大いに沸かせた。『危機』のレコーディングに参加した唯一のメンバーとなったスティーヴ・ハウの機材システムの中枢は、前回の来日公演時(2019年)はLine 6 POD HD500とDT50(アンプ)の組み合わせだったが、今回はHelix Floor(以下、Helixと表記)とPowercab 212 Plus(以下、Powercabと表記)へ刷新。ここでは、来日時のスティーヴへの直接インタビューをもとに、彼がLine 6 HelixとPowercabを中枢にした新しいシステムをどのように駆使しているのか、また今回のツアー機材について紹介していきたい。


記事内紹介製品
Line 6 Helix Floor  https://line6.jp/helix/helix-guitar-processor.html
Line 6 Powercab 212 Plus  https://line6.jp/powercab/powercab_212plus.html
Line 6 Variax Standard  https://line6.jp/products/guitars/variax-standard.html


スティーヴ・ハウ×Line 6の背景

──来日公演のテーマとなっている名盤『危機』には、タイトル曲や「同志(And You And I)」、「シベリアン・カートゥル(Siberian Khatru)」といった、構成が非常に複雑でギターの持ち替えも要する曲が多いわけですが、こうした状況に対処するためにHelix+Powarcabの組み合わせをどのように活用しているのでしょうか?
 それについて答える前に、これまでの背景について少し説明しておいたほうが良いはずだね。私は2006年まで、Fender Twinアンプと、ペダルをたくさん並べたボードを使っていたけれど、アルバム制作とツアーのためにエイジアを再結成した2006年に、Variaxギターを使ったシステムに乗り換えることにしたんだ。イギリスのある楽器店の知り合いがVariaxのことを教えてくれて、私の用途にぴったりだと思ったわけさ。それで、彼を通じてアメリカのLine 6とコンタクトを取ったら、いろいろとサポートしてくれることになったんだ。アンプは最初にVetta IIを使っていて、2006年のツアーでは「危機」もやったから、そのためのプログラムも組んだ。私のスタジオのコントロール・ルームでアルバムを聴きながら、それを基準に各パートのギターのサウンドをプログラムしていったんだ。実際のプログラミングは、テックのスティーヴ・バネットがやってくれたんだけどね。原曲のシタール・ギターのサウンドはVariaxでなんなく再現できたよ。ちなみに、今回もそうだけれど、Variaxの出力はギター・アンプへはつながずに、直接PAとモニター・スピーカーから出している。Helixのほうのプログラムの数はなるべく少なくして、「危機」のために作ったプリセットも全部で4つだよ。場合によっては、バンクを切り替えて8つのプリセットを使うこともあるけれど、あまり妥協せずになるべくシンプルな4つのプリセットに収めるようにしているんだ。アンプはVetta IIの他にDT50を使うこともあったけれど、HelixとPowercabが使えるようになってからは、この組み合わせが完璧だと思っている。かつての真空管アンプを使っている頃は、思った通りの音を出すためにたびたび格闘しなきゃならないこともあったけれど、Powercabのサウンドはピュアだから、ストレス無しに使えるわけだ。


2022年9月、東京Bunkamura オーチャードホールで行われたイエス『危機』50周年記念ジャパン・ツアーのステージ。


Helix — 『危機』を再現するために

──「同志」ではアコースティック12弦ギターやスティール・ギターも使いますよね。
 オリジナルのレコーディングで使ったMartinの12弦アコースティックの音はVariaxで出している。この曲はいろいろなギターを持ち替えるから見た目にも派手で(笑)、エレキはGibson ES-345やアクティブのES-Artistを使うこともある。スティール・ギターもエレキもHelixを通していて、持ち替える時にはA/Bスイッチで切り替えているんだ。エレキ用にはクリーンでディレイのかかったプリセットやレズリー・スピーカーをシミュレートしたプリセットなどを用意しているけれど、やはりプリセットはなるべく妥協せずに全部で4つに収めるようにしている。こうしたプリセットも、さっき話したようにレコードの音と比較しながら作っていくわけだけれど、Helixはとにかく使いやすい。Line 6の製品は、ヤマハと組むようになってから“良い”ものが“素晴らしい”ものに進化したと思う。以前の製品は使いやすいものではあったけれど、Helixは性能的にも強度的にもまさにプロフェッショナル仕様だからね。それでいて操作性はシンプルなんだ。

──「シベリアン・カートゥル」についてはいかがですか。
 この曲に必要なのは、クラシックなロック・ギターのサウンドで、終盤になるとオクターブ音を重ねたりフェイザーをかけたりしている。終盤のフレーズはいくつかの変拍子の組み合わせになっているから、自分が何をやっているかわかっていないと大変なことになる(笑)。それはともかく、この曲でもなるべくシンプルなプログラムにしていることには変わらないし、スティーヴ・バネットのおかげもあって、アルバムを聴きながら50年前のサウンドを再現するのは、それほど難しいことじゃなかった。昔のアルバムの曲を演奏するツアーをやり始めた頃には、アルバム3枚をまるごとステージで再現していて、『究極(Going for the One)』と『イエス・サード・アルバム(The Yes Album)』、それに最初のツアーでは『危機』もやったと思うけれど、当時はまだHelixは無かったから、たくさんのプログラムを組む必要があったんだ。Helixを使うようになって、プログラムは一から作り直さなきゃならなかったけれど、原曲に比べても違和感のないサウンドを作ることができたと思うし、「ユアズ・イズ・ノー・ディスグレイス(Yours Is No Disgrace)」のような曲を含むセットリストに従って、原曲と照らし合わせながらHelixのプログラミングをして午後のひとときを過ごすのは実に楽しかったよ。

──実際のプログラミング作業は、スティーヴ・バネットさんが行うんですね。
 そう。あとは現場の状況に応じて音量やディレイの量も調整することもあるから、ステージのテックにもHelixのプログラムがどうなっているか理解してもらう必要がある。私のスタジオでは、録音にはハードドライブを使うけれど、コンピュータは置いていない。それでもやりたいことはやれるし、作業を楽しむこともできる。Helixのプログラミングも自分でやりたいところだけれど、私の世代よりもこういうことに慣れている人のほうが話が早いから、スティーヴがPC経由でHelixのプログラミングをしてくれたんだ。ベースのビリー・シャーウッドもHelixを使っていて(註:Helix LTを使用)、実はプログラムは彼のほうが複雑なのだけれど、私はHelixのプログラムをシンプルにしておいて、ギターは「決めたもの」を使うようにしている。そこそこのギターだと、プログラミングのほうが大変になると思うよ。サウンド作りは、良いギターから始めれば話が早い。そんなわけで、まずは良いギターを選んで、その上でHelixやPowercabをプログラムしているんだよ。

──セットリストに従ってHelixのプログラミングを行うということですが、ひとつの曲に必要なプリセットをひとつのバンクにまとめておいて、次の曲を演奏する時にバンクを切り替えるといった使い方になるのでしょうか?
 そう、曲が終わったら、すぐにバンクを切り替えるんだ。必要ならギターも持ち替えるけれど、バンクを切り替えるのが先だね。

──Helixはスナップショット・モードでもお使いですか?
 機能の名称などはよくわからないな(笑)。それについてはスティーヴ・バネットに聞いてもらう必要があるけれど、理に適ったプログラミングをしているのは確かだよ。さっき『究極』と言ったけれど、このアルバムの「悟りの境地(Awaken)」はギターの持ち替えもあるとても複雑な曲で、バンクも2つ使っている。バンク1つあたり4個のプリセットを割り当てているから、この曲では8個のプリセットを使っていることになるね。オルガン・ソロのところでバンクを切り替えるんだ。


Helix Floorはコントロール性を重視したセッティングがなされており、上段4つのフットスイッチには曲毎に作られたプリセットをアサイン、スクリブル・ストリップを見ると楽曲名の要約が確認できる。写真は「自由の翼(On The Silent Wings Of Freedom)」のプリセットが選ばれた状態。また、下段4つのフットスイッチにはスナップショットがアサインされており、スティーヴが「4つ」と語っているのは、楽曲内で4つの音色をコントロールする「スナップショット」のことを指していると思われる。また、このプリセットでは以下のようにブロック配置されていた。ボリュームペダル→ディストーション「Scream 808」→アンプ(キャビなし)「US Deluxe Nrm」→ディレイ「Simple Delay」→リバーブ「Room」→EQ「10 Band Graphic」。


Powercab — 妥協なきシステム

──Variaxの信号はダイレクトにPAに送るということですが、Variaxにはエフェクトはかけないということでしょうか?
 基本的にはかけないよ。シタール・ギターの音はそのまま出すし、アコースティック・ギターの音はPAエンジニアが必要に応じてリバーブをかけてくれるからね。アコースティックの12弦も同じだよ。

──エレキ・ギターやスティール・ギターは、Helixを通してPowercabで鳴らすわけですね。
 ギターの信号はフロント・モニターの上に置いた1Uサイズのチューナー(KORG DTR1000)を介してHelixに送って、その出力でPowercabを鳴らしている。私は他のメンバーと違って、イヤーモニターを使わないんだ。昔かたぎでね(笑)。会場全体のサウンドを聴きたいんだよ。サウンド作りの時にも会場で鳴っている状態を想定している。アコースティック・ギターは特にそうで、会場全体に響く音に反応しながら演奏するのが好きなんだ。

──Powercab 212 Plusは様々なスピーカーをモデリングしたモードがあり、2基のスピーカーを異なるモデルに設定することまで可能ですが、どのように使っていますか?
 スピーカー・モードで、Celestion Greenbackのモデリングである「GREEN」を使っているよ。セッティングはほぼフラットにしていると思う。ステージで僕が気にしているのは音量だけで、それをHelixのマスター・ボリュームで調整している。これですべてのバンクの音量を集中管理できるからね。音量というのはとても重要で、これが適切じゃないととてもやりにくい。だから、モニターのエンジニアに調整を頼むよりも、自分で直接調整できるほうが都合が良くてね。日本とは違って、アメリカなんかの観客は大声を出すし、ステージの目の前でパーティみたいに騒ぐ人もいる。イヤーモニターを使っている他のメンバーにとっては気にならないだろうけれど、私にはそれが全部聞こえるんだ(笑)。それでも私は観客と触れ合って、みんなの声に反応しながら演奏したいと思っているよ。あと、イヤーモニターのデジタル臭い音も好きじゃないんだよね。それがちょっとでも気になると、もう楽しく聴くことができなくなってしまう。ヘッドフォンで聴くのも、まあ、30分ぐらいなら我慢できるかもしれないけれど、それ以上は勘弁してほしいな。何よりもまず、自分が納得できる音でモニターできることが大事なんだ。自分の楽器の音の聴き方は、ステージで演奏し始めてからずっと変わっていない。いくら新しいシステムに対応するためとはいえ、この部分を変えたいとは思わないよ。アンプの置き方も昔から同じで、台の上に置くかスピーカーが上向きになるように傾けて、必ず耳に向かって音が飛ぶようにしている。音が膝に向かって出るように置いたアンプで、みんなよくギターが弾けるなあと感心するよ(笑)。アンプをスラントさせることで、PAのフロントメインのスピーカーから出る音との干渉も防げるしね。まあ、私はもともとアンプの音量をそれほど上げないから、干渉の心配はさらに少なくなる。自分の音はPAからミックスされて出るバンドの音と上手く馴染んでもらいたいから、アンプの音はステージから直接会場に聴こえないようにしているんだ。


Powercab 212 Plusはスピーカー・モードにて「GREEN」モデルを使用。ギターからの入力信号はインタビューで本人が語っているとおりだが、外部チューナーを経由してHelixにインプットされ、HelixのXLR OUTからステレオ出力された信号をPowercabのインプットで受ける。そして「GREEN」スピーカー・モデルを通したサウンドをアウトプットからミキシング・コンソールに送っている。ステージ上のPowercabは、スティーヴが心地良く従来のギター・アンプ然としてモニターできるようにスラントした状態で設置している。


積み重ねたLine 6への信頼

──進化を続けるLine 6製品、特にHXモデリングのサウンドが、あなたの演奏や思いつくアイディアに良い影響を与えていると感じることはありますか?
 性能が上がれば、より高度なことに挑戦したくなる。期待感が高まることはあっても、下がることはないね。私は60年代にはVOX、70年代からは30年近くFenderのアンプを愛用していたけれど、使うのをやめた理由は純粋にメンテが大変だからだった。常に2台のアンプを使っていたけれど、真空管のアンプは気難しいし、予備の真空管を確保する必要もあった。でも、Line 6にしてからは、常に安定して思い通りの音が出る。HelixやPowercabは、そういった信頼性の面でも格段に良くなっていると思う。音質やモデリングの再現性については言い出したらきりがないけれど、Helixは私の細かい要求にも応えてくれるよ。個々のエフェクト・サウンドというよりも、全体のサウンド作りという意味でね。PowercabはHelixの出力信号を確実に、正確に出力してくれる。HelixとPowercabのセットはこれ以上望むべくもないというレベルに達しているんじゃないかな。

──Helixのアンプ・モデルはいろいろと使っているのでしょうか?
 もちろん、アンプ・ヘッドのモデリングを大いに活用しているよ。システム全体のサウンドはスティーヴ・バネットに評価してもらっていて、例えばもう少しアタック感が欲しいということになれば、ヘッドのモデルをFenderからMarshallに変える、なんていうこともやっている。アンプ・モデルの選択について、自分自身よりもスティーヴ・バネットの感覚を頼りにしているのは、私には『危機』のレコーディングでFender Dual Showmanを使ったという事実とその先入観があるからなんだ。Twinを使い始めたのは70年代半ば頃で、それまではDual Showmanがお気に入りだったからね。私は1969年にエリック・クラプトンやデラニー&ボニーと一緒にツアーする機会に恵まれたけれど、彼らはみんなDual Showmanを使っていて、それを自分のギターで試させてもらったら、15インチ・スピーカーのサウンドが気に入ってね。そんなわけで、アンプ・モデルの選択は先入観にとらわれない耳を持っているスティーヴ・バネットに任せているんだけれど、プリセットによってはアンプのモデリングを使わないほうが良い場合もあって、そういう時にはそのプリセットのアンプ・モデルだけオフにしているよ。

──なるほど、かなりフレキシブルにセッティングされているわけですね。それともう1つ、Variaxも長年お使いですね。
 Variaxに関して言えば、実物の12弦ギターだと、複弦を弾くと2つのアタックがわずかにズレて鳴る。今はディレイで補っているけれど、Variaxだけでその部分まで再現できるようになれば、もっと良くなると思うな。私が最初に使ったVariaxは600で、後継の700を含めて今もいろいろと使っているけれど、モデリングはどれも素晴らしいよ。特にシタール。エレクトリック・シタールじゃなくて、本物のシタールのモデリング(註:ここではVariax Acousticを指していると思われる)はいろいろなレコーディングで使ったね。それから、サウンドを追い込む作業をしていて、ふと試してみた初期型の600はストリング・バランスが完璧だということがわかったんだ。それで、今回もサンバーストのVariax 600を使っているわけ。そういえばこんなこともあったな。Line 6のスタッフに、Gretschのモデリングは各弦の音量バランスが良くないと言うと、モデリングに用いた現物のバランスが良くないから、そのままそれを再現したと言う。それで、自分も同じギターを持っていたので試してみたら、確かに高音弦の音量が大きくて少しバランスが悪いんだ(笑)。でも私は、各弦のバランスは揃えておいてほしいとお願いしたよ。Variaxはとても便利だし、私自身もこれまで大いに活用して慣れているから、必要なギターをすべて1本のVariaxでまかなえるようになれば嬉しいな。ギターを持ち替えても弾き心地が変わらないしね。そういうわけで、ギターからエフェクト、アンプに至るまで、私の音楽の多くはLine 6に支えられているよ。


来日公演のリハーサル時、スティーヴのエリア。Variax 600が三脚に据え付けられ、足下にはHelix Floor、背後にはPowarcab 212 Plus(バックアップ用に計2台)がモニターしやすい高さ、角度で配置されている。


Guitars

ここからは今回のツアーで使用された、いずれもスティーヴが長年愛用しているギターを紹介しよう。



Gibson ES-175D
スティーヴのトレードマークであり、今回の来日公演でもメイン・ギターとして使われた1964年製ギブソンES-175D。彼が1964年から使っている「175」は、今ではヨーロッパ内しか持ち歩かないそうで、本機は彼が言うところの「ナンバー2」だと思われる。



Gibson ES-345TD
1971年にGibson社の広告に登場したのがきっかけで提供され、『危機』の頃から使い始めたES-345TD。オリジナルの配線はステレオだが、Line 6製品を導入してからは、変換ケーブルでモノラルにして使用している。ステージでは「危機」や「シベリアン・カートゥル」などで登場した。



Gibson ES-Artist
1980年製ギブソンES-Artist。コンプレッサーを内蔵したアクティブ・タイプのモデル。今回の公演では「ジ・アイス・ブリッジ(The Ice Bridge)」などで使用された。



Martin MC-38SH
2009年製と思われるMartinのシグネチャー・モデルMC-38SH、シリアル#1。「クラップ(Clap)」や「トゥ・ビー・オーヴァー(To Be Over)」「世紀の曲がり角(Turn Of The Century)」などで使用。



Fender Dual Eight Steel Guitar
「同志」や「究極」で使用する、1950年代製と思われるダブル・ネック・スティール・ギター、Fender Dual Eight Steel Guitar。“Dual Eight”と冠されているが、6弦のスティール・ギターが2本並んだ形となっている。



Line 6 Variax 700
バックアップとしてVariax 700も用意。ボディ・スタイルとしては「700」のほうが好みで、長らくステージで愛用してきたのも本機となる。Variaxでは、「危機」でのシタール・サウンドを始め、主にアコースティック/エレクトリック12弦サウンドを活用している。


Steve Howe/スティーヴ・ハウ
1947年4月8日、ノース・ロンドンのホロウェイに生まれる。12歳の時から独学でギターを始め、やがて地元のクラブなどで演奏するようになる。1963年にR&Bのカバー・バンド、シンジケーツに参加。このバンドで初レコーディングも経験する。1965年にザ・イン・クラウドに参加する一方、セッションの仕事も開始。バンドは1967年にトゥモロウに改称する。1970年にピーター・バンクスの後任としてイエスに加入。今回のツアー・テーマとなった3曲から成るコンセプト作『危機』は1972年にリリースされた。1975年には初めてのソロ・アルバム『ビギニングス(Beginnings)』を発表。1981年にイエスが事実上の解散状態になると、バンド仲間のジェフリー・ダウンズとともにエイジアを結成し、その後はエイジアとイエスを軸に活動しながら、自身のソロ・アルバムも制作するなど、今日まで精力的な活動を続けている。


*ここで使用されている全ての製品名は各所有者の商標であり、Line 6との関連や協力関係はありません。他社の商標は、Line 6がサウンド・モデルの開発において研究したトーンとサウンドを識別する目的でのみ使用されています。


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