『Variaxのギター・モデル 1』

Variax Talkリターンズ、3回目はシンプルに『Variaxのギター・モデル』について語ってみようと思います。
次回と2回に分けて解説していきますが、今回は主要なエレクトリック/アコースティック・ギターのモデルについて。

Variaxには様々なタイプのギター・モデルが内蔵されています。
ストラトキャスター、レスポール、リッケンバッカー、セミアコ、アコースティック等々。
そしてギターだけでなく、バンジョーやシタールのモデルまで！(これについては次回)

これを1本のギターで再現してしまうという…
これだけですでにインパクトがありますが、一番気になるのは『実際ちゃんと使えるの！？』という所ですよね。

それを今回はサウンドサンプルでお聴かせしたいと思います。
このサウンドサンプルについては迷った部分があります。それは『どんな音で、どんなものを弾けば良いか』ということ。
変に凝った音やフレーズにするとある意味ブレるかなと思い、ここはシンプルにクリーン・サウンドでコード弾きしてみました。
このほうが誰にでも分かりやすいかなという判断です。

では早速いってみましょう！

今回の使用ギターはShuriken Variax SR250です。

まずはストラトキャスターのモデルです。
モデル名は "SPANK"
これは1959年製 Fender Stratocasterがベースになっています。

Shuriken Variax SR250は1ハムのギターですが、Variaxモードでは勿論”ピックアップセレクター”が効きます。
サウンドサンプルでは、リア→リア＆センター→センター→センター＆フロント→フロントの順で弾いています。

※サウンドサンプル1(SPANK)

シングルコイル、そしてイナタイ感じがうまく再現されていますよね。
今回はストレートなサウンドで弾いているので、これをベースにサウンドメイクしていけば、かなり雰囲気が出ると思います。

次はテレキャスターのモデル。
これは1960年製Fender Telecaster Customがベースになっています。
こちらは3点のピックアップセレクターとして、リア→リア＆フロント→フロントという順で弾いてみました。

※サウンドサンプル2(T-MODEL)

どうでしょうか？
テレキャスターならではの枯れたサウンドがうまく再現できていると思います。
このモデリングは僕もお気に入りで、よくクランチのアルペジオなんかで使用します。
カリッとしたサウンドが最高ですよね！

さて次はレスポールのモデル。
これは1959年製 Gibson Les Paul Standardをベースにモデリングしています。
これも3点のピックアップセレクターとして、リア→リア＆フロント→フロントという順で弾いてみました。

※サウンドサンプル3(LESTER)

今度はハムバッキング・ピックアップならではの厚いサウンドになってると思います。
特にリアピックアップの、ちょっとクリップしかかったサウンドなんか雰囲気出てると思います。

さて、最後はアコースティック・ギターのモデル。
今回選んだのは1995年製 Gibson J-200をベースとしたモデリングと、12弦ギターである1966年製 Guild F212のモデリング。

※サウンドサンプル4(ACOUSTIC)

どうでしょうか？
アコースティック・ギターらしい弦の鳴りと、ふくよかなサウンドが雰囲気出てますよね！
12弦ギターなんかは変にピッチシフトした感じがなく、副弦らしさが出ていると思います。

という訳で、今回はVariaxのギター・モデルのサウンドをシンプルな演奏で聴いて頂きました。

次回は、シタールなどのちょっと変わったモデルのサウンドと、一押しの機能『オルタネートチューニング』のサウンドを聴いていただきます！

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著者プロフィール: 阿部 学 （あべ まなぶ）
13才でギターを始め、バンド活動。
その後は六本木ピットイン等でのセッション活動や楽器メーカーのインストラクターを経て、女性ユニットZweiのサポートギタリスト、 ディズニーリゾートでのショー出演、セッション活動、ゲームミュージックのレコーディング活動等、精力的に活動。
最近ではLine 6のデモ演奏・セミナー、岩佐美咲(元AKB48)のサポートギタリスト、渡辺美奈代のアニバーサリーライブでのギター参加、他にギターレッスンにも力を入れている。2018年11月に自身のソロアルバムをリリース予定。