POD Go Tips
第5回 – 使い出のある入出力
ここではPOD Goに備わっている豊富な入出力について、中でもAMP OUTにフォーカスして紹介します。
AMP OUTの有用性
POD Goには、使用する方の目的や用途、好みにしっかりと対応してくれるさまざまな入出力が備わっています。動画でも触れていますが、AMP OUTを使えばCab/IRブロックの前で信号を分岐して送ることも可能です。ライブ時、PAにはPOD Goで作り込んだ音をMAIN OUTから送りつつ、AMP OUTからCab/IRブロック以降を含まない信号をギター・アンプに送り、微調整をしてその音をモニタリングしながら演奏するといったことも簡単にできます。
環境の違いなどでステージの中音の聴こえ方が変わる場面は多々あると思います。そんな時に外音を変えることなく、そのときどきのベストな音色でモニター&プレイするためにAMP OUTを使いこなせればとても便利な機能と言えます。
FX LOOPで拡張した使い方
FX LOOPを使えば、好みのペダルをつなげたり、4ケーブル・メソッドを使ってさらに深く音作りして行けるのも魅力ですね。自分自身10年以上愛用しているオーバードライブ・ペダルを差し込んでみましたが、バンド時代にかなり苦労して作り上げた巨大なボードに匹敵するようなプログラムが、ほんの何時間かでできてしまいました。こちらもお勧めですので、ぜひ試してみていただけたらと思います。
大橋 英之(おおはし ひでゆき)
プロフィール
福島県生れ。13歳でギターを弾き始める。2001年、GIT MASTERSに入賞。2002年、MI東京校入学。2003年よりMI東京校GIT講師に就任する。バンド活動を経て、現在は黒夢や清春他、様々なアーティストのサポート・ミュージシャンとしても活躍する。
◎Twitter: https://twitter.com/hideyukiohashi
動画撮影・編集:熊谷和樹
録音:嵩井翔平(オルフェウスレコーズ)
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