Helix Expert Report
愛曲楽器 アピタ長久手店 小島陽一郎
※本記事は2019年11月12日時点、アピタ長久手店在籍時のもの。2022年7月より同大須店に異動。
「すべてのギタリストのやりたいこと、出したい音を解決してくれるのがHelixです」
愛知県長久手市にある、リニモ/東部丘陵線・杁ヶ池公園駅から直結したショッピング・モール内の総合楽器店・愛曲楽器 アピタ長久手店。ギターの在庫だけでも約500本という大型店だ。同店に在籍するHelix Expertが、小島陽一郎さん。もともとはビンテージ・ペダル好きというフレンドリーなエキスパートを紹介したい。



【店舗情報】
〒480-1124
愛知県長久手市戸田谷901-1 アピタ長久手店2F
WEB: http://aikyoku.com/アピタ長久手店/
TEL: 0561-61-3615
ビンテージ好きの自分もHelixはリアルだと感じました
──小島さんがペダルに夢中になったのはいつ頃ですか?
小学校6年生でギターを始めて、中学からはバンドも始めたのですが、その頃はパンク系をやっていたのでペダル1個とかシンプルでした。その後、地元の岐阜に中古楽器店ができたんですね。そこにはわりと珍しいペダルもありまして、お店に行っては店員さんを質問攻めにしていました(笑)。高校生になると聴く音楽も70年代のプログレやサイケまで幅が広がり、いろいろなペダルを買うようになったんです。衝撃を受けたのは、マーズ・ヴォルタのオマー・ロドリゲス・ロペスですね。ペダルって、こんなにつなげていいんだと驚きました。そこからいろいろと研究するようになって、ペダルを歪みの前に持ってくるのか、後に置くのかで音が変わるといった基本的なことから、ビンテージ・ペダルの良さまでわかるようになりましたね。
──ビンテージ・ペダル好きの観点からHelixをどうとらえましたか?
正直なところ、以前はデジタル・マルチエフェクトやプロセッサーは、どこか本物の音じゃないように感じていたんです。でも、Helixを初めて弾いた時、レスポンスに違和感がまったくないことに驚きましたね。ビンテージ・ペダルを愛用してきた自分にとっても、Helixは間違いなく「リアル」だと感じました。それは、歪みの質、ボリュームを上げた時のスムーズさ、使い心地、挙動を含めた話ですね。
今はそういった第一印象に加え、汎用性の高さが魅力だと考えています。ライブをガンガンやりたい人、DTMをやりたい人、ひとりでギターを楽しみたい人、いろいろな人がいる中で、すべてのギタリストがやりたいことをHelixなら実現できると確信しています。
かつて自分が研究していたことをHelix Expertの研修で再確認
──Helix Expertになったことで改めて気づいたことは?
例えば、かつて自分がペダルの研究をしていた時に「新しいモデルと古いモデルを一緒に使ってはいけないな」と感じていたことを、Helix Expertの研修の場で「それは、そもそもアンプのインプットのインピーダンスがビンテージのものと現在とでは異な場合があるからです」と論理的に教えてもらいました。Helix Expertへの過程の中で、自分なりに研究していたことを再確認できたり、ペダルやアンプについてより理解を深めることができましたね。インピーダンスのような問題をクリアするにはどうすれば良いかについては、いろいろな考え方がありますが、乱暴な言い方かもしれませんが、Helixを使うのがとても有効で手っ取り早い良い選択肢だと思います。当店はショッピング・モール内の店舗ということもあって、いろいろなお客様が来店されるため、Helixはどんな方にもとっつきやすい機材ですよとお伝えしています。
──本当にさまざまな層のお客様が来店されますが、皆さん長い時間試奏されているのが印象的です。
ええ、ユーザー・フレンドリーなお店というのが愛曲楽器の社風のひとつでもあって、長居していただくことは大歓迎です。また、うちではHX Stompがよく売れています。ペダルボードに組み込みたいというお客様が、ギタリスト、ベーシスト問わず多いんですね。お客様と一緒に、何枚もボードを組みました。僕自身もそういうのが好きなので、最長で3時間くらい店頭でお客様と話し込んだこともあります。
当店の近隣には大学が多いのですが、大学生のお客様は情報が早いんですね。デジタル機器に対する理由なき不信感もありませんし、Helix/HXシリーズの各製品は何ができて何が違うのか?と素直に興味を持ってくれます。一方で、ベテランのお客様はこれまで使っていた機材の可搬性の問題、メンテナンスの問題からHelixに興味を持たれる方が多いですね。入り口は違っても、Helixに興味を持っているお客様がたくさんいらっしゃいます。気軽にお声がけいただければ、いくらでもお話しますし、納得いくまで弾いていただける環境があります。先ほども触れましたが、すべてのギタリストのやりたいこと、出したい音を解決してくれるのがHelixです。店頭でお待ちしています!

【Helix Expert Profile】
小島陽一郎(こじま よういちろう)
楽器に関わる仕事がしたいという思いから、名古屋市内のギタークラフト専門学校を卒業後、愛曲楽器に入社。同店では弦、管、鍵盤楽器と幅広く担当しているが、「ギター本体よりもペダルが好きなタイプ」という。コミュニケーションを重視し、良い意味で敷居の低い接客を心掛けている地域密着型のHelix Expert。
写真:センキャメ
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