POD HD

末原名人のPOD HD音作り塾 Vol.10 〜 ジミ・ヘンドリックスのトーンを再現

2012.10.12

POD HDに搭載された革新的なHDアンプ・モデルは、チューブ・アンプ特有のフィー リングや挙動、サウンドを実現しており、ピッキングなどの演奏のニュアンスやボリュームに対する抜群の反応により、プロフェッショナルなギタリストからも 非常に高い評価を獲得しています。このブログ連載では、ロックの歴史を彩るギター・サウンドを知り尽くした末原名人が毎月、名盤に収められた楽曲を題材に しながら、POD HDの音作りを解説! オーディオ・サンプルでトーンを確認することも、トーンのファイルをダウンロードして使うことも可能です。

末原 “名人” 康志

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Vol.10となる今回はジミ・ヘンドリックスが登場!! 数ある作品の中でも印象深い3曲をチョイスし、サウンドの要になるファズ・ペダルをメインに仕上げてみた。お楽しみに♪

今回のサウンド・サンプルの演奏にはJTV-69を使用。

POD HD使いこなしのヒント「ペダルとの併用」

ギタリストならお気に入りの歪みペダルを一つ、二つは所持しているだろう。そのペダルをPODのインプット前に繋いで使用するのもアリだ! 自分のこだわりサウンドを再現できるぞ。

トーン1: 「ヘイ・ジョー」ジミ・ヘンドリックス

Facial Fuzz -> Hiway 100 -> Reverb (Tile): Mic=67 Condenser; Variax = SPANK sw5 (1959 Fender Stratocaster/front)

レコーディングでは様々なアンプを使用していたらしく、この曲の機種も特定は出来ないが今回の作業では一発的中(笑)!Facial Fuzzは通すだけの感じでフィルターっぽく使用している。

» アンプの設定

Vol.10 Tone01_amp

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Vol.10 Tone01_fx

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トーン2: 「紫のけむり (間奏)」ジミ・ヘンドリックス

Octave Fuzz -> Tube Echo Dry -> Blackface “Lux Norm -> Reverb (Plate): Mic=57 On Axis; Variax = SPANK sw1 (1959 Fender Stratocaster/rear)

リアルタイムで聴いている時はOctaviaの存在も知らず、謎のサウンドだったな~。

» アンプの設定

Vol.10 Tone02_amp

» エフェクトの設定

Vol.10 Tone02_fx

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トーン3: 「星条旗よ永遠なれ」ジミ・ヘンドリックス

Facial Fuzz -> U-Vibe -> Brit J-45 Brt -> Reverb (Hall): Mic=421 Dynamic; Variax = SPANK sw1 (1959 Fender Stratocaster/rear)

1969年ウッドストックでのライブ・セット。U-Vibe、バッチリです!!

» アンプの設定

Vol.10 Tone03_amp

» エフェクトの設定

Vol.10 Tone03_fx

» デモ・サウンド

【POD HD用パッチのダウンロードについて】

このブログに掲載されているトーンは CustomTone からダウンロードして、お手元のPOD HDで使用できます。各トーン・ファイルは以下のリンク先で [Get Tone] ボタンをクリックするとコンピューターへダウンロードできます (Line6アカウントへのサインインが必要です。アカウントをお持ちでない場合は、ホームページ上部の「新規アカウント作成」をクリックしてくださ い)。そのトーンをPOD HD Editソフトウェアに読み込みましょう。詳しくは 製品マニュアル をご覧ください。

Tone 1: JIMI Hey Joe

Tone 2: JIMI Purple

Tone 3: JIMI Star Banner

注:この原稿はPOD HDのデスクトップ版をもとに作成されていますが、トーン・ファイルはPOD HD500やPOD HD Proでも使用できます。

yasushi_suehara

著者プロフィール: 末原 康志 (すえはら やすし)

セッション・ギタリストとして数々のアーティスト、シンガーのレコーディング、ライブにギタリスト、アレンジャーとして参加。末原名人の愛称で知られる。近年ではCHEMISTRYとのコラボレーションを始め、SCOOP ON SOMEBODY、長渕剛、河村隆一、渡辺美里、石井竜也、SMAP等の作品に携わる傍ら、4枚のソロ・アルバムと2枚のバンド・アルバムを発表している。

sueharayasushi.com/


*各製品名は各社が所有する商標であり、Line 6との関連や協力関係はありません。他社の商標は、Line 6がサウンド・モデルの開発において研究したトーンとサウンドを識別する目的でのみ使用されています。

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