Variax
ピエゾ・ピックアップ: 問題の核心部
以前のブログで、ジェームス・タイラーによる新しいカスタム・ブリッジについては詳しく紹介しました。それと同時に、ロイド・バッグスと彼の会社 (L. R. Baggs) も膨大な時間と労力を費やして、ピエゾを完璧なものに仕上げました。
初代Variax® のプレイヤー達は、James Tyler Variaxギターのブリッジに期待される機能を選ぶ際に、我々に助力してくれました。その中でも重要だったのが、“クラングトーン”を取り除き、信頼性を最大限に高めることでした。
クラングトーン (ウルフ・トーン、ヴォルフ・トーンとも呼ばれます) は、弦の振動には付き物のサウンドです。弦の振動には、トーション (ねじれ)、縦振動、横振動の3つのモードが存在します。ねじれ振動は音波を生成せず、車のドライブシャフトのように弦をねじるだけです。縦振動は、ギ ターのマグネティック・ピックアップが拾い、再生するものです。横振動は弦が縦方向の緊張と弛緩を行うのに従って、弦を上下動させる波です。横振動は、マ グネティック・ピックアップでは再生されませんが、ピエゾ・ピックアップには認識される振動であり、クラングを生み出します。そのサウンドはビリついたよ うに聞こえ、アコースティック・ギターにも存在します。
ロイド氏と彼のクルーは、Line 6チームと何度もミーティングを行い、そこにはLine 6の共同創立者でCTOを務めるミシェル・ドイディクも含まれていました。我々がロイド氏と彼のチームへ問題点を示すと、彼らはこの難問へ勇敢に取り組 み、見事な仕事をしました。ロイドとミシェルが共同で対処を行い、Line 6のエンジニアリング及びサウンド・デザイン担当者達が巧みなDSPアルゴリズムを作り上げた結果、クラングトーンは除去されました(ロイド氏とミシェル のリーダーシップに感謝します)。
信頼性を重視し、新しいピエゾはとても頑丈に作られています。レベルを上げた耐久テストを行い、ひどい扱いにも耐えられることを確認しました。最高 レベルのクオリティと信頼性、トーンを実現するため、ピエゾのサドルはカリフォルニア州ニポモで、ロイド氏により製造された後、ブリッジ・メーカーへ出荷 され、そこでブリッジ内に挿入されます。


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