Stompbox Modeler

Line 6ユーザー・ストーリー: 今津 直幸 (ZILcoNIA)

naoyuki_imazuXD-V70 ハンドヘルド・デジタル・ワイヤレス・マイク、Relay G50デジタル・ギター・ワイヤレスを使ってステージを自由に動き回るZILcoNIA のボーカリスト/ギタリスト、今津直幸さんは従来のワイヤレス・システムに「常に“違和感”を感じていました」と語ります。「でもLine 6 のワイヤレスには、そういう違和感が全く無かった。むしろ音が近くなるのが良いですね」。

これまでボーカルには一般的なライブ用ダイナミック・マイクを使っていたという今津さんは、ミッドローの成分が多いという自身の声の特性に合うマイクを探している過程で、信頼するライブ・エンジニアにXD-V70 を薦められました。「ハイ抜けの良いマイクを探していたんですが、モニターも近くなりますし、スタジオでワイヤードでやっていたときと違いが分からないレベルですね」と、優れた周波数特性とダイナミック・レンジを実現するシステムのサウンド・クオリティを高く評価しており、またマイク・モデルの切り替え機能も積極的に活用しています。

「ライブ・ハウスでは、そのハコのスピーカーのチューニングの違いなどもあって、場所によってサウンドも変わったりしますよね? そういうときに、ステージから降りてサウンドを聞いて、マイクのモデルを変えて対応できるのも素晴らしいですね。大体b58 モデル (Beta 58A がベース*) を使うんですが、自分の声の特徴を生かして声にハリを持たせてくれるエンジニアのときは58 モデル (SM58 がベース*) を使います。すごくコモっているハコでは、L6-DC7 モデルも2 度ほど使いました」。このL6-DC7 モデルには、トップクラスのコンデンサー・マイクが持つ優れた高域特性とダイナミック・マイク特有のダイナミック・レンジ、音抜けの良さを組み合わせたLine 6独自のモデルです。

またRelay G50 を導入することで、ステージングの自由度もさらに向上しています。「ギター・ワイヤレスは、以前は大きな会場のときだけ借りて使っていたんですが、ワイヤレス側のレベル調整が面倒だし、音痩せするんで違和感もありました。音量が変わると歪み方も変わってしまいますからね」。Relay はゲイン調整を排除した独自のデザインを採用しており、これもシンプルな操作性につながっています。「G50 は接続するだけで良くて、しかもサウンドは何も変わらないですし、むしろ音が近くなった感じがしますね。初めて使ったときに、あまりに変わらないんですぐにケーブルに切り替えて確認してみましたが (笑)、ほぼ分からなかったですね」。

パフォーマンスを重視し、最近はワイヤレスによりハンドマイクを使う曲も増えてきたという今津さんは、ギター用のペダルボードもシンプルにまとめています。「ギター・アンプに接続するための、エフェクターが並んでいる感じで使えるマルチエフェクター」という視点で選んだのが、ストンプボックス3 台分のエフェクトを同時に使用でき、しかも各エフェクト・ユニットへ完全に異なる2 種類のセッティングをセットして瞬時に切り替えられるM9 Stompbox Modeler でした。


『Theory of the circle』 ZILcoNIA VRCL-4013

「当初はディレイをメインに考えていましたが、現在は歪み系もよく使っています。ハンドメイドのブースターでクランチな感じにしていますが、M9 のBoost Comp モデルを足して使うことで、ちょっとミッドローを上げてブリっとした感じの、自分が求めている音になりますね。Boost Comp ではコンプはほぼゼロなんですが、ブースト感が気に入っています。単音で弾くときにはTube Drive に切り替えることもありますね」。またFX 2 には、ミドルテンポのポップスのときに滑らかな感じにするリバーブ (’63 Reverb) やコーラスを使うほか、「飛び道具系のエフェクトも多く用意されているので、例えば間奏でソロ回しをするときにフィルター系のモデルを使って、Smart Harmony で3度上の音を足したりすることもあります」ということです。

ZILcoNIA official web site: zilconia.com

*各製品名は各社が所有する商標であり、Line 6との関連や協力関係はありません。他社の商標は、Line 6がサウンド・モデルの開発において研究したトーンとサウンドを識別する目的でのみ使用されています。

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