
写真=八島崇
小池龍平
POD Go — 制限のなかで最高のものを生み出す美学
Mシリーズを長年使っていた自分からすると、歪み成分にしてもすべての粒子が細かくなって、圧倒的に解像度が高くなっていますね。特に高域がわかりやすいと思うんですけど、とにかく抜けが良い。今はシンプルにストンプモードで使っていて、エクスプレッション・ペダルにドライブとアウトプット・レベルをアサインしたり、リバーブもディケイとミックスをアサインしたり、そういう使い方をしてますね。
モデリングが実機に似てるとか似てないとか、自分はそういったこだわりは一切なくて、コイツは当たり前にすごく良い音。そこは間違いないですね。Line 6はそもそも「プロが使う男の楽器」ってイメージで、レゲエの現場でも見るし、ロックの現場でも見るし、気合入ってる人はLine 6使ってるなって。黒くて武骨でデザインにも無駄がなくて、所有欲を満たしてくれる楽器ですよ。
POD Goって自由に使えるエフェクトは4つって決まってるけど、ギターはそもそも制限のある楽器で、自分のなかではワウと歪みとディレイとリバーブ、これらがエッセンシャル。制限のなかで最高のものを生み出す美学っていうか、POD Goはそこの良いところを突いてるなと。
【オフィシャルウェブ】
http://ryuheikoike.com/
【POD Go Artists】
小池龍平 ~黒くて武骨でデザインにも無駄がなくて、所有欲も満たしてくれる楽器