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POD Go 1.40 リリースノート

2022.07.20

POD Go 1.40 リリースノート

POD Go 1.40は、新しいLine 6オリジナル・アンプ、9種類の新しいエフェクト、18種類の追加レガシー・エフェクトおよびバグフィックスを含んでおり、すべての POD Go および POD Go Wireless ユーザーに推奨されます。

1.40へのアップデート方法

STEP 1 — POD Go Edit 1.40 をインストールする

Line 6アカウントにログインし、POD Go Edit の最新バージョンをダウンロードおよびインストールします。


STEP 2 — POD Go/POD Go Wireless をアップデートする

全てのLine 6ソフトウェアおよびDAW、iTunes、Spotify、ビデオ・ゲームなど、オーディオを使用する全てのソフトウェアやプログラムを閉じます。

コンピュータのスリープ・タイマーが短めに設定されている場合は、アップデート中にスリープしないよう、無効にします。

ラップトップを使用している場合は、シャットダウンせずにアップデートが完了するよう、電源に接続するか、十分なバッテリー残量があることを確認します。

POD GoまたはPOD Go Wireless をMacもしくはPCにUSB経由(ハブ以外)で接続して電源を入れます。
POD Go Editを起動します。
まだサインインしていない場合は、画面左下のMy AccountをクリックしてLine 6アカウントにサインインします。
有効なアップデートがある場合はポップアップが表示されるか、ウィンドウ下段中央に"Update Available!"と表示されるので、クリックして次に進みます。 表示される新しいファームウェアを確認の上、"Update now"をクリックします。
最初にバックアップをするかどうかを尋ねるウィンドウが開きます。"OK" をクリックし "Create Backup"を選択します。バックアップが終了したら "OK"をクリックします。
使用許諾契約(End User License Agreement)を確認後、"OK"をクリックします。
"Update"をクリックします。アップデートを実行中はPOD GO Edit を最前面に出しておきます。アップデートが終了するとPOD Go は自動的に再起動します。
"Back to POD Go Edit"をクリックします。


他にすべきことはありますか?

はい。POD Goのファームウェアを1.40に上げた後、ファクトリーリセットを実行してからバックアップをリストアすることを強く推奨します。 (バックアップはアップデートのプロセスに含まれています)。以下はファクトリーリセットを実行する方法です。 重要: ファクトリーリセットはすべてのプリセットを消去するので、はじめにバックアップが確実に取れていることを確認してください!

  1. フットスイッチCとD(上段の中央2つ)を押しながら、POD Goの電源を入れます。"Will reset Globals, Presets, IRs..." の表示が画面左に現れたら、そのまま終了するまで放置します。

新しいアンプ in 1.40

新しいアンプ in 1.40


Amp/Preamp > Line 6 Ventoux, Line 6 オリジナル
「このアンプのモデル名は、南フランスにあるサイクリング・クライミングの有名な山であるVentouxです。私は2018年に挑戦しましたが、非常に素晴らしく、また非常に厳しくもありました。

このモデルは、私がしばらく前に持っていた実在する物理的なアンプのアイデアから来ています。当初は真空管アンプとして製作するつもりでしたが、1日に費やせる時間は限られています。そのアイデアは、これまでとは異なる発祥のストーリーを持った「渇望されるブティック・アンプ」を製作することでした。ほとんどのそうしたブティック・アンプは、モディファイされたブラックパネルのFender、あるいはモディファイされたMarshallの回路から来ています。同じことをしたかったのですが、70年代初期のOrangeと中出力のFender Tweedの回路をベースにすることにしました。

Ventouxには独自のユニークなトポロジーがあります。ある意味、間接的には、すべてのノブが一種のゲイン/ドライブ・コントロールなのです。トーン・コントロールは、対象となる周波数でのオーバードライブの特性や量を調整します。これは人によっては複雑に見えるかもしれませんが、私はエキサイティングで可能性に満ちていると考えています。」

— ベン・エイドリアン, サウンド・デザイン・マネージャー


新しいエフェクト in 1.40

Ampeg Opto Comp

Dynamics > Ampeg Opto Comp, Ampeg Opto Comp コンプレッサー・ペダルがベース。

Ampeg Liquifier

Modulation > Ampeg Liquifier, Ampeg Liquifier コーラス・ペダルがベース。

ADT

Delay > ADT, Line 6 オリジナル。フィードバックにリバーブが注入されるディレイ。

Crisscross

Delay > Crisscross, Line 6 オリジナル。2つのディレイ・ライン間でクロスフィードバックするデュアル・ディレイ。

Tesselator

Delay > Tesselator, Line 6 オリジナル。Tesselatorは、モーフィングディレイであり、ループ・サンプラーであり、ドローン・マシンでもあります。リズミカルなパッド、テクスチャー、あるいはピッチ/フィルター・ランプ・エフェクトを作成してその上でプレイするための優れた機能であり、複数のインスタンスを一度に実行できるようにDelayカテゴリに配置されています。オーディオがキャプチャされてリピートされると、それぞれに独自のスピード/ピッチ、HPフィルター、LPフィルターを持つFirstおよびLastの2つの状態の間でトランジション/モーフィングすることができ、目的とする設定に到達するまで各リピートに適用する量を増やすことができます。

Ratchet

Delay > Ratchet, Line 6 オリジナル。バッファー・サンプラー/ディレイ。

Dynamic Plate

Reverb > Dynamic Plate, Line 6 オリジナル。ハイエンド・スタジオ・ラック・リバーブ風のプレート・リバーブ。

Dynamic Room

Reverb > Dynamic Room, Line 6 オリジナル。ハイエンド・スタジオ・ラック・リバーブ風のルーム・リバーブ。

Shimmer

Reverb > Shimmer, Line 6 オリジナル:シマ―・リバーブ  もともとはLusterとSheenという2種類のまったく異なるリバーブでリリースする計画でしたが、1つのモデルにまとめて、フットスイッチやスナップショットでシームレスに行き来できる方がクールだと考えました。

*NOTE: ここで使用されている全ての製品名は各所有者の商標であり、Yamaha Guitar GroupおよびLine 6との関連や協力関係はありません。他社の商標は、Line 6がサウンド・モデルの開発において研究したトーンとサウンドを識別する目的でのみ使用されています。

18 種類の追加エフェクト— POD Farm 2.5用 FX Junkieモデルパックのほとんどが”Legacy”サブカテゴリー内のそれぞれのエフェクト・カテゴリーに追加されました。これらを眠らせておく手はありませんね!

Distortion

  • Distortion > Bronze Master, Maestro® Bass Brassmasterがベース。もともとはベース用に設計されましたが、ギターで使っても同様にクールです。Maestro Bass Brassmasterは、シンセの巨匠トム・オーバーハイムによって70年代初頭にMaestro用に設計された超レアなアイテムで、多くのユーザーにとって垂涎のベース・ディストーション・ユニットと考えられています。 NOTE: Blendパラメーターは、全体的なディストーションのミックスとは異なります、クリッピング/オクターブ回路からフィルターされたシグナルをどれだけ通過させるかを設定します。
  • Distortion > Killer Z, BOSS® Metal Zone MT-2がベース。デュアル・ゲイン回路を搭載したMT-2は、オーバードライブしたスタック・アンプのような絶妙なサステインに加えて、ヘビーなミッドとローを提供します。Killer Zのモデルを作成するにあたっては、EQコントロールを少し簡略化しましたが、MT-2スタイルのサウンドに求められているフレーバーを見出していただけるでしょう。

Modulation

  • Modulation > Tape Eater, Line 6 オリジナル。カセット・プレーヤーにテープを食べさせてしまったことがあれば、何のことかおわかりでしょう。スローなスピードのセッティングで100%ウェットのミックスでお試しあれ。
  • Modulation > Warble-Matic, Line 6 オリジナル。このエフェクトはSweeperモデルを彷彿とさせますが、繊細に使用すると、心地よいマイルドなフェイズ・サウンドを生成できます。または、Depthを最大にすると、古い50年代のSF映画に登場するような着陸するエイリアンの宇宙船のサウンドをシミュレートできます。
  • Modulation > Random S&H, Line 6 オリジナル。これは、かつてのOberheim® Voltage Controlled Filterに似た効果が得られます。特定の周波数をランダムに強調することにより、トーンに変化をもたらします。Speedノブを押してテンポにロックさせ、そのテンポで単一のコードを演奏してみてください。
  • Modulation > Sweeper, Line 6 オリジナル。ステレオ・フィールドに分離された2台のワウ・ペダルが反対のポジションで動作していると想像してみてもらうと、ここで聞こえる音に近いです。 QおよびFreqパラメーターを使用してスイープの特性を設定し、Depthを調整して繊細なものから全開にしたときの強烈な効果まで対応できます。 B級映画の特定のジャンルで聴くことのできるギタートラックと似ているのは、全くの偶然です。

Delay

  • Delay > Bubble Echo, Line 6 オリジナル。Bubble Echoでは、リピートに「サンプルアンドホールド」フィルターが含まれています。フィルター・スイープ(Sweep Echoのような)を捉え、それを小さく切り刻み、そして半ランダムに再配置します。そのため、ワウ・ペダルの不規則な断片がランダムにまき散らされたように聴こえます。
  • Delay > Phaze Eko, Line 6 オリジナル。EP-1 テープ・ディレイ・エミュレーションの基本的なトーンからスタートしましたが、ディレイのリピートにUni-Vibeのようなものを追加しました。その結果、美しくもゴツゴツしたテクスチャーのディレイ・トーンを調整することで独自の新しいクリエイティブな可能性をもたらすエコーユニットが生まれました。

Pitch/Synth

  • Pitch/Synth > Buzz Wave, Line 6 オリジナル。これは、速いビブラートによるのこぎり波と矩形波のクールなコンビネーションです。 8つの異なるWaveパラメーターは、異なるビブラート・スピードと異なるピッチを提供します。
  • Pitch/Synth > Rez Synth,Line 6 オリジナル。これらはすべて、レゾナンスを高く設定したスイープ・ローパスフィルター・エフェクトです。レゾナンスはローパスフィルターの周波数のピークになります。
  • Pitch/Synth > Seismik Synth, Line 6 オリジナル。このエフェクトには、ギターのピッチをトラックするオシレーターがあります。さまざまな「フレーバー」が得られる8つの異なる波形から選択できます。これらはすべて、元のピッチから1オクターブまたは2オクターブ下です。
  • Pitch/Synth > Analog Synth, Line 6 オリジナル。ファンキーなシンセギター(またはベース)ラインに最適です。こうしたサウンドは、MoogとARPによって人気を博しました。
  • Pitch/Synth > Synth Lead, Line 6 オリジナル。Moog、ARP、Sequential Circuitsの人気のあるアナログ・モノフォニック・シンセのリードサウンドに基づいたスタイルです。
  • Pitch/Synth > String Theory, Line 6 オリジナル。これは、ARP Solina String EnsembleやElka® Synthexで聴けるようなクラシックなシンセ・ストリングサウンドをエミュレートします。ハードにするほど、音はブライトになります。どういうわけか、"Synth String"と呼ばれる2つの別々のエフェクトが存在しており、1つはPOD Farm 2.5からのもので、もう1つは1.50でHelix/HXにすでに追加されているFM4からのものです。混乱を避けるために、POD Farmバージョンの名前を"String Theory"に変更しました。
  • Pitch/Synth > Synth FX, Line 6 オリジナル。このサウンドは、実は音楽用としてはデザインされておらず、「特殊効果」向けのサウンドです。映画のサウンドトラックでは、こうした種類の音をよく聴くことができます。
  • Pitch/Synth > Saturn 5 Ring Mod, Line 6 オリジナル。リングモジュレーターは2つの信号(1つはギターから供給され、もう1つはエフェクトから供給)を受け取り、近い周波数を加算および減算します。 Electro-Harmonix® はFrequency Analyzerと呼ばれるリングモジュレーター・ペダルを製造しており、とてもポピュラーなギター・エフェクトです。唯一の制限要因は、エフェクトによって提供される信号のピッチが一定であることです。つまり、音楽的であるためには、そのピッチのキーでのみで演奏する必要があるのです。
  • Pitch/Synth > Synth Harmony, Line 6 オリジナル。70年代のプログレッシブ・バンドの派手なシンセリードが好きなら、このエフェクトも気に入るはずです。ここでは2つのシンセウェーブが機能しています。最初の2つのパラメーターでは、演奏された元のノートのピッチ間隔を選択できます。 Waveパラメーターは、他のシンセ・モデルとは動作が異なります。ここでは、矩形波のゲインを一定に保ちながら、のこぎり波のゲインを制御します。
  • Pitch/Synth > Double Bass, Line 6 オリジナル。このエフェクトには、ギターのピッチをトラックする2つのオシレーターがあります。1つは1オクターブ下にチューニングされた矩形波、もう1つは2オクターブ下にチューニングされたのこぎり波です。


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