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ロサンゼルス・カレッジ・オブ・ミュージックがLine 6で拡張

2014.10.1

パサディナのロサンゼルス・カレッジ・オブ・ミュージック (LACM) は、1907年に竣工されたビンテージなユニオンガレージビルを大規模改修したファシリティをオープンするにあたり、学生達へ最先端のライブ・パフォーマンス環境を提供したいと考えました。最近行われた拡張には、学生向けの新たなカリキュラムと主専攻科目、セレブリティの教授、そして学生がトップクラスのプロミュージシャンへ一対一でアクセスできる独自の“Let’s Talk Music”シリーズなどが含まれます。このカレッジは学生と教授、卒業生達のパフォーマンスを続けるため、これまで以上にパフォーマンスやリハーサル、イベントのスペースを必要としています。そして秀逸なサウンドクオリティと簡単な操作性、最先端テクノロジーの組み合わせをリーズナブルな価格で実現するというニーズに対応するため、Line 6R PAシステムを選択しました。

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LACMのアカデミックオペレーション担当上級VPであるマイク・パッカー氏はドラマー兼インストラクターでもあり、ロサンゼルスにあるS.I.R.リハーサル・ファシリティのデモ・イベントで演奏を行った際に初めてLine 6 StageScape M20dRデジタル・ミキサーとStageSourceRパワードスピーカーを体験しました。

「イベントで演奏している際に、システム全体がどう機能するかを確認していました。LACMには完璧にマッチすると思いましたね」と、パッカー氏。「システムのサウンドクオリティを聞き、ミキサーの構造を学び、それがどうレイアウトされているかを確認して、ライブ・レコーディングの機能を試しました。その全てが本当に完璧でしたね」。

「LACMとしては、新しいビルには主にコンサートやクリニック用としてパフォーマンス・ステージを持ちたいと考えていました」と説明します。「学生と教授による無料のコンサートがあり、また客員アーティスト達によるマスタークラス・イベントもあります。素晴らしいサウンドによるプロフェッショナルな体験を、ユーザーフレンドリーな環境で提供することがゴールであり、私自身の体験からLine 6であればそれが可能だと分かっていました」。

システムの心臓部となる超コンパクトなStageScape M20dデジタルミキサーは、レベルの設定やミックスを簡単に行える、分かりやすいタッチスクリーンGUIを採用しています。視覚的なアイコンのライブラリーで各入力の基本的なサウンドを設定し、それを先進的なDSP機能により微調整できるため、プレミアムなツアー・コンソールと同レベルの精度が、タブレットのシンプルさで提供されるのです。

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Line 6 StageSourceパワードスピーカーをL6 LINK経由で接続すると、システムが各スピーカーのモデルと使用方法を検出し、設置方向に応じて (モニターなら水平、メインなら垂直)、EQやゲイン、ディスパーションを自動的に設定します。LACMはザ・ガレージのステージに、メイン用として2本のL3mスピーカー、その強化用に2本のL3sサブウーファーを導入。また4本のL2tスピーカーは、大抵はフロア・モニターとして使用されます。多目的パフォーマンス・ルームには学生用の学習ラウンジやコンピューター・ラボ、オフィス空間も含まれており、コンサートでは150人を収容できます。

LACMのマイク・パッカー氏にとって、Line 6システムは学校のニーズへ完璧にマッチするものでした。「まずシステムは素晴らしいサウンドです。最初に音を出したとき、学生も教授達も心から感銘を受けていました。このビルは天井も高く開放的な構造ですが、サウンドクオリティはクリーンで、かつ深みがあります。ザ・ガレージのステージはクラブの会場のような雰囲気なので、学生達にリアルなコンサート体験を提供できます。これこそ我々が本当に必要としていることですね」。

Line 6システムのサウンドクオリティとプロクオリティの機能、簡単な操作性と経済性は学校にとって非常に魅力的なものですが、とりわけ目を引いたのがM20d内蔵のレコーディング機能でした。「大抵のミキサーではアウトボードのレコーディング・システムが必要であり、ラップトップと何らかのソフト、それに機材全てがお互いにコミュニケーションする接続性も要求されます。StageScapeミキサーには、その全てが搭載されています。SDカードかUSBメモリーを接続するだけでレコーディングが可能。メインだけをステレオ収録することも、全入力を完全にマルチトラックでキャプチャーすることも、その両方も可能です! これは学生にも教授にも、とても魅力的な機能ですね」。

またM20dのお気に入りの機能として、iPadからWi-Fi経由でリモート・コントロールできる点も挙げられます。「オペレーターがリモートでミックスできるのも重要なメリットです。一箇所に留まってミックスするのでなく、ステージ上でモニターの作業をし、会場の別の場所に移動してハウス・サウンドを聞くこともできる。しかも、全てがリアルタイムです。最高にクールですよ」。

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