KenKen

RIZE

RIZEのベーシストKenKenが、自身のソロ作品のギター・レコーディングにPOD HD500をフル活用しています。ギター・ダビング作業&ボーカル・レコーディングからディレクションを担当している ヤマサキテツヤ氏のサポートを受け、4年半にも渡って制作を続けてきたトラックの最終仕上げを行っているスタジオを訪ね、二人にPOD HD500の活用法を語って頂きました。

作業が行われているヤマサキ氏のスタジオには、独自の視点と感性でコレクションされたアンプやエフェクターなど膨大な機材が用意されており、心行くまでサウンドにこだわることが可能。KenKenのダビング作業では、まずソフトウェアベースのアンプ・シミュレーターでギターのレコーディングが行われ、最後にエフェクターやアンプを組み合わせてサウンドを仕上げていたということですが、その氏も「POD HD500のサウンドは、そうやって見つけた組み合わせより良かったりするんです」と絶賛します。

ギター・サウンドに関してはヤマサキ氏に全幅の信頼を寄せるKenKenも「(POD HD500は) アンプが鳴っているのを録っている感がある」と語り、その“空気感”を高く評価します。「KenKenの音楽の場合は、エレキ・ギターがベースに勝てる音像じゃないといけない。あれだけ極悪なベース・サウンドを出しているんで、生半可なサウンドだと腰砕けになってしまう」と、ヤマサキ氏。「POD HD500は、芯が通っている感じが、凄くするよね」(KenKen)

POD HD500の音作りは主にヤマサキ氏が担当し、MacBook Proに立ち上げたPOD HD500 Editソフトからエディット作業が行われています。アンプやエフェクト、マイキングなどのパラメーターを細部まで追い込む一方で、パネル上に用意されたノブも併用。「モデリングされているアンプの実機だと、セッティングによっては音がビビっちゃうことがあるんですが、そういうセッティングにするとHD500でも実際にビビるんですよ。そこまで徹底的に再現できるのは、感謝していますね」。

アンプ・モデルとしてKenKenが直感的に選択するのはMarshallやParkのアンプをベース*とするBritモデルが多い一方、ヤマサキ氏はVOXアンプをベース*としたモデルを多用するとのこと。「モダンなギターとPOD HD500を組み合わせることが多いですね。ビンテージのギターを挿すときは、思っているような佇まいにするための調整がすごくシビアで、それも面白いんです」。サウンドを細部まで作り込む一方で、プリセットも活用されます。「フィルターとかシンセみたいな、変なプリセットにも面白い音がたくさんあるので、それも使ってます。普段もFM4を2台使ってるし、Line 6はフィルター系の良さも抜群だからね」。(KenKen)

「ソフトウェアのみのアンプ・シミュレーターはたくさんありますが、そういうものに比べてPOD HD500は勝負強い音だと言えると思います。音楽的というか、グッとくる“楽器”で、アンプではないのに実機感がある。だから、ぞんざいに扱う気にならないんですね。振る舞いや匂いがあるのが面白いですね」。(ヤマサキ)


ヤマサキ氏のプライベート・スタジオ

こうして制作活動に不可欠な存在となったPOD HD500は、ファームウェア・アップデートによる継続的な機能強化も評価されています。「ギターの出力をボリューム・ペダルに通して、バッファーとしてPOD HDに入れたりという工夫をしている」というヤマサキ氏は、v1.4から搭載された可変入力インピーダンス機能でさらに音作りの幅が広がることに期待しており、またKenKenは近日中にリリースが予定されているv2.0ファームウェアで「ベース・アンプのモデルが入るのも楽しみですね」と語っています。

KenKen Official Web Site :
kenkenweb.net

KenKen You Tube Channel :
https://www.youtube.com/user/kenkenweb

RIZE Official Web Site :
www.triberize.net/



使用機材

 

POD HD500X

最も先進的なギター・マルチエフェクト・ペダル

製品情報