Helix Expert Report

石橋楽器名古屋栄店 辻本貴志

「これほど簡単にほしい音を得ることができる機材は、他にありません」

2019.12.02

Ishibashi tsujimoto main

愛知県名古屋市、地下鉄栄駅から徒歩5分、その間地上に出ることなくアクセスできる石橋楽器名古屋栄店。同店にはHelix Expertが2名在籍している。今回紹介する辻本貴志さんは、マルチエフェクトやギタープロセッサー全般に造詣が深く、その上でHelixの魅力を存分に語ることができるエキスパ―トだ。



【店舗情報】
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄3-4-5 SKYLE9F
TEL: 052-243-1484
WEB: https://www.ishibashi.co.jp/store/nagoya-sakae.html


Helixの魅力はほしい音にたどり着くまでの距離感

──辻本さんもそもそもはコンパクト・ペダルを使ったり、集めていたのでしょうか?
もちろん、最初はコンパクトのペダルを使っていたのですが、それらを集めるにはお金もかかりますし、量が増えれば持ち運びも大変です。それと、今では考えられないかもしれませんが、コンパクト・ペダルは選択肢が少なかったんです。私がギターを始めた頃はモノも限られていましたし、当然使えるお金も限られている。そして周囲にはペダルについて教えてくれる人もいませんでした。何をどう選べば良いのかすらよくわからず、かなり早い段階でマルチエフェクトに興味を持ち、使い始めました。そんな経験をしてきているので、近年、ギタープロセッサーが登場、隆盛するのを目の当たりにして衝撃を受けましたね。

──その中でHelixについてはどう受け止めましたか?
ゼロからスタートして、ほしい音にたどり着くまでの距離感に驚きました。こんなに簡単にほしい音を得ることができる機材は他にありませんし、現場でのちょっとした調整も楽にできる。そこが最大の魅力だと思います。また、例えばパラメータの変更も含めて簡単に設定できるスナップショットの自由度の高さや、スイッチまわりの視認性の良さ……ライブは基本的に暗いところで行うものですから、こういった点もとても重要です。もちろん音自体もカッコ良くて、「オケに入った時にとてもナチュラル」というLine 6製品の特長がよく出ていると思います。さらに、アンプ/エフェクト・モデルとも挙動がリアルですし、デザイン自体が洗練されていて足もとにあってテンションが上がるのもポイントが高いと思いますね。

今後は購入後のサポートにさらに力を入れていきます

──Helixをご案内する際に気をつけていることはありますか?
HXシリーズとは異なり、Helixについては時間をかけてじっくり検討される方が多いと感じています。ですから、きちんと情報を提供するということは心がけていますね。試奏もご自身の環境に合わせてしっかりしていただきたいので、ご希望されるお客様にはまず「お時間、大丈夫ですか?」とお聞きして(笑)、心ゆくまで触れていただきます。その間、こちらは試奏しているフレーズを聴きながら、「この方はスタジオ系の方なのか、ロックンロール系の方なのか」などを考え、その方に合うであろう音作りを提案させていただくこともあります。お客様と一緒にプリセットを組むこともありますよ。Helixはとにかく音作りが簡単なので、実際の音と操作性を含めて体感していただくのが一番です。

──アフターケアの面ではいかがでしょうか?
ええ、安心して購入いただくためにも、すでに購入いただいた方にも、アフターケアはさらに重点を置いていきたいですね。Helixは売って終わりという製品ではありません。Helix Expertになったことでより深く製品を理解でき、実はHelixはDSPにまだまだ余裕があることもわかりましたし、実際、ファームウェアのアップデートによってアンプ・モデルやエフェクト・モデル、新たな機能がどんどん追加されています。これからどんなモデルが追加されるのか私自身も楽しみですし、そういった情報をお客様と共有したり、お客様の所有機のアップデートをお手伝いしたり、できることはいろいろあると思っています。



【Helix Expert Profile】
辻本貴志(つじもと たかし)
中学1年でギターを始め、80年代ハードロックの洗礼を受ける。ギタークラフトの専門学校を卒業後、1999年に当時、現在とは異なる場所で開店した石橋楽器名古屋栄店にオープニングスタッフとして入店。その後、ギター・メーカーや卸での勤務を経て、2013年より現職。個人としてはギタリストとしてのみならずドラマーとしてバンドを組んでいた時期もあり、広い視点でバンド・サウンドをとらえた音作りのアドバイスができる、稀有なHelix Expert。

原稿協力:井戸沼尚也
写真:センキャメ

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