Helix Expert Report

MUSIC LAND KEY渋谷店 和田皓一【米国本社研修課程修了】

「簡単操作で最高のサウンドを体験ください!」

2019.09.04

Ishibashi Shibuya Kawaku main

 JR渋谷駅のハチ公口を出て、徒歩5分。2018年春に渋谷区桜ヶ丘から現在の渋谷区神南に移転したMUSIC LAND KEY渋谷店は、自然光が降り注ぐ中、厳選された楽器をゆったりと選ぶことができるショップだ。ガラス張りの店内や高い天井は、これまでの楽器店像とはやや異なりスタイリッシュな雰囲気。国内外のハイエンド・ブランドを中心に、同店がお客様へ提案する“最高の楽器達”が並んでいる。
 同店で、ギターおよびエフェクト/アンプを担当しているのが、Helix Expertの和田皓一さん。店内にギタープロセッサーの弾き比べができるコーナーを設け、Helix Floor、Helix LT、HX Stompなどがすぐに音出しできる状態になっている。



【店舗情報】
〒150-0041
東京都渋谷区神南1-18-2 フレーム神南坂 B1F/1F
WEB: https://www.musicland.co.jp/store/shibuya/
TEL: 03-3770-1484


Powercabですぐに音出しできる試奏コーナーを常設

──移転後、客層に変化はありましたか?
 移転前は渋谷駅から近く、フラッと覗きにくるお客様が多かった印象ですが、今は、より狙いをはっきりと絞って来店される方が増えたように思います。

──明るく落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりとHelixを試すことができる環境があります。
 スペースこそ限られていますが、その中でHelixを中心としたギタープロセッサーのコーナーを設けているのは、プレイヤーが音作りをする上で最もニーズがあるからです。当店では、ギタリストの阿部学さんとHelixの動画を制作した経緯もあり、その流れでHelixを試してみたいというお客様が多く来店されるので、Powercabで即座に、しっかり音出しできる環境を整えています。

──Helix Expertとして、接客する上で心がけていることは?
 最初はとにかく弾いていただきます。というのも、自分自身、試奏の際に横に張り付いていられると試奏に集中できないタイプなので(笑)、まずはプリセットを試していただける状況にして、自由に触っていただきます。気に入ったプリセットが見つかったら、それをベースに、好みに応じてサウンドメイキングをしていきます。
 今はネット上にさまざまな情報がありますし、当店に来店される方はある程度Helixのことを調べて来られる方が多いので、最初は自由に触っていただくほうが良いようです。特にHelixは操作がとにかく簡単ですので、操作面で困っているお客様は少ない印象です。もちろん音作り、操作の面でご質問いただければすぐにお答えします。例えば、「ディレイの音をもう少しクリアに出したい」というお客様には、目の前で「こうして、エフェクトの流れを直列から並列に変えると……」と操作すると、その簡単さ、音の良さに納得いただけますね。

Helixはどんなセッティングでも音が破綻しない

──和田さん自身の好みの音とは、どのようなものですか?
 僕は13歳でギターを始めたのですが、その頃のヒーローは、B’zの松本孝弘さんやポール・ギルバートでした。今でも80年代ハードロックの音が好きですね。ペダルもいろいろと使ってきましたが、最終的にはドライブはアンプ・ヘッドで、空間系の音はラック式のペダルとミキサーを使って出しています。

──最初にHelixに触れたときの印象はいかがでしたか?
 とにかく驚きました。それまでにあった、いわゆるマルチエフェクターとはまったく違うものだということがすぐにわかりました。アンプ・モデルの音が格段にリアルになっていましたし、空間系の音は想像以上にキレイでした。何より操作が簡単なことにも驚きましたね。これなら、デジタル機器は苦手と思っている人にも使えるなと感じたことを覚えています。
Helixファミリー製品はどれも、とにかく扱いやすい点が魅力ですね。それは操作性が良いという意味の他に、どんなセッティングにしても音が破綻しないという意味もあります。好きなエフェクト・モデルを、ペダルボードを組むような感覚で自由に並べていけばそれだけで良い音が出せますから。ギタープロセッサーと聞くとなんだか難しそうだと思う人こそ、簡単操作のHelixをぜひ試してみてほしいですね。
 さまざまな条件の下でライブをやる方には、スイッチの状況を瞬時に認識できるスクリブル・ストリップがあり、センド&リターンも4つあるHelix Floorをお勧めしますし、Helix Floorと同等の音や使いやすさが欲しいけど予算が限られている方にはLT、ギグバッグ1個で出かけたいという人にはHX Stompを提案いたします。それぞれ用途が違うので、Helix Floorを持っているけれどセッションなどで手軽に使いたいということで、後からHX Stompを購入される方もいらっしゃいますね。

──購入されたお客様へのサポートは?
 ファームウェアも随時アップデートされており、中身も進化していますので、その都度何が変わったかを確認し、すぐにお答えできるようにしています。
サウンドメイキングの部分では店頭に実機もございますので、お客様にご来店いただき、一緒に出したい音をその場で作成することも可能ですし、応用的な部分で少し難しい相談などはLine 6スタッフの方とも連携を取り、可能な限りサポートをしております。小さなことでもお気軽に相談してください。機械的なトラブルでの相談は少なく、購入後も安心してお使いいただけますよ。

2台のキャビネット・モデルと異なるマイク・モデルを使ったこだわりの歪みサウンド

──和田さんが趣味性をもってHelixで組んだプリセットを紹介してください。
 はい。僕が個人的に実機で出している音を再現したサウンドで、アンプ・モデルはSolo Lead ODを使っています。ポイントはキャビネット・モデルをデュアルで使っている点で、2×2 Double C12Nを2台使い、片方は57 Dynamic、片方は414Condと異なるマイク・モデルを使うことで、エッジがありつつ、低域が少し“バフッ”とした、僕の好きなニュアンスを出しています。あとは、フェイザー、コーラス、2種のブースト(ゲインブースト、クリーンブースト)、ディレイ、モジュレーション・ディレイ、ピッチ・シフターなどを入れていまして、後者ふたつはギター・ソロで手数に困ったときに使います(笑)。

【オリジナル・プリセット】


──Helix Expertである和田さんにご案内いただくことで、Helixの魅力がより深く伝わりそうですね。
 Helixはとても扱いやすく、購入後の相談が少ない製品ですが、それでも僕がHelix Expertの研修や自分自身の経験で得たことから、きちんと提案やアドバイスをできるということはあると思います。例えばブーストさせることひとつとっても、ゲインブースターを使うという定石の他にもいろいろな方法があり、お客様の環境をお聞きした上で提案しています。自分自身の経験に加えて、Helix Expertとして培ったものを活かし、お客様の理想の音に近づくためのお手伝いができると思います。



【Helix Expert Profile】
和田皓一(わだ こういち)
大学卒業後、2年間の会社員生活を経て、音楽専門学校でリペアやセットアップについて学ぶ。2010年よりMUSIC LAND KEY勤務。ギターはもちろん、アンプ、エフェクトにも造詣が深い。

取材・文:井戸沼尚也
写真:星野俊

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