Helix Expert Report

池部楽器店アンプステーション 本田真一

「ヘッドフォン、ライン、アンプ、キャビネット、実機との弾き比べ……あらゆる環境でHelixをお試しいただけます!」

2019.09.04

Ikebe Honda main

 JR渋谷駅西口歩道橋を渡ってすぐ、世界最高峰の楽器が集まった「渋谷IKEBE楽器村プロショップタワー」がそびえ立つ(2020年までの期間限定)。ギターズステーション、WSR、ベースコレクション、ハートマンギターズ、ハートマンヴィンテージギターズ、ドラムステーションといったプロショップと並び、同タワーの3階にあるのが世界でも類を見ないアンプ &エフェクター専門ショップ、アンプステーションだ。多くのプロ・ミュージシャンも足繁く通う同店は、充実したアンプ・ヘッドやペダル、プロセッサー類を心置きなく試すことができる試奏ルームも備える。

 同店で主任を務めるのが、Helix Expertの本田真一さん。自らもギタリストとしてHX Effectsを愛用し、ショップ内では豊富な知識に裏づけされた丁寧な接客に信頼を寄せる常連/ファンも多い。



【店舗情報】
〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町16-12 桜丘フロントビル3F
WEB: https://www.ikebe-gakki.com/realshop/ampstation/
TEL: 03-5459-6550


Helixのモデリングは音だけなく、挙動もそっくりです

──2018年から、それまで個別に営業していた池部楽器店のプロショップが集結しましたが、客層の変化はありましたか?
 以前は特定のアンプやエフェクターを狙って来店してくださるお客様が多かったのですが、今は別フロアを見に来たお客様が立ち寄ってくれたり、バンド全員で来て「ドラムを見てくる」、「ベースを見てくる」、そしてギター本体を見に来た方がここにも立ち寄ってくれるということが増えたように感じています。 おかげさまで10~20代の若いプレイヤーから現場でバリバリ活動しているプロのギタリスト、それから海外から来日しているアーティストまで、来店してくださいます。

──中にはHelixのアンプ・モデルと実機を弾き比べさせて欲しいという方も?
 たまにいらっしゃいますね。爆音でお試しいただける試奏ルームがございますので、そちらへご案内いたします。また僕自身、ボグナー・アンプを使用していまして、Helixにはそれを元にしたアンプ・モデルが入っていますので、実機との比較は経験済みですし、クオリティは相当高いと思います。しかもいろいろなエフェクトやキャビネット、マイクなどの音がこれ1台に集約されていて、Helixを持っていけばラインで出したり、アンプのインプットやリターンに入れたりといったことが自由自在。リアル・チューブの良さももちろんありますが、音の多彩さと可搬性の良さを考えると、Helixのすごさがよくわかりますね。
 実機との比較という点では、僕が米国でのHelix Expertの研修に行った時に、ソルダーノの実機とアンプ・モデルのブラインド・テストを行ったのですが、本当に違いがわからなかったですね。音だけではなく、挙動もそっくりでした。実際、かなり細かいところまで追い込んでモデリングしている話を直接伺えたので、僕自身がお客様にご説明する際にも深堀りできています。

自分が使っていますので、経験に基づいたお話をさせていただきます

──本田さん自身は、どのように音楽と関わってきたのですか?
 高校生の時に友達とバンドをやろうということになりまして、最初はベースを弾いていました。UNICORNやBUCK-TICK、LUNA SEAなどの邦楽のコピーから入り、Guns N' Rosesなど徐々に洋楽のハードロック、メタルを聴くようになりました。懐かしい思い出ですが、高校の修学旅行中にギターを買ったことでギターに転向しました(笑)。

──現在も定期的にライブ活動をされているのでしょうか?
 はい、活動は不定期ですが、状況に応じて実機のアンプ・ヘッドにHX Effectsを組み合わせたりしています。HX Effectsも基本操作はHelix Floorと変わらないですし、店頭ではHelix Floorを弾き込みつつ、もちろんHelix Expertの研修にも参加していますので、接客をする際は経験に基づいたお話をさせていただきます。

──Helixを初めて試すお客様へはどのような対応をされていますか?
 素晴らしいファクトリー・プリセットがたくさん入っていますので、まずはそれを試してもらいます。当店では、お客様の望む環境での試奏、つまりヘッドフォン、PAへのラインアウト、アンプ、キャビネットへの接続などなんでも対応できますので、とにかくお客様のご要望を伺ってから、という感じですね。しばらく弾いていただいて、「これは面白い」というお客様にはもう少し細かく説明いたします。特に喜ばれるのは、やはりスナップショット機能ですね。プリセットを切り替えるよりスムーズに音を変えられるところにメリットを感じる方が多いです。それから、フットスイッチの場所を自分が踏みやすいように切り替えられることにも驚かれますね。プリセットで音の良さを確認し、その先の説明で使い勝手の良さを納得できると、導入を強く検討いただけます。再検討されるお客様にも名刺をお渡し、その後の対応もさせていただいています。

ワウとワーミーがこれほどスムーズに切り替えられるのは、スナップショットならでは

──本田さんが作ったプリセットを紹介してください。
 僕はクリーンならクリーン、歪みなら歪みとはっきりした音が好みなので、クリスタルクリーンと歪みの2系統を作ってみました。クリスタルクリーンに関しては、鈴木健治さんの動画を参考にしています。鈴木さんの音作りは本当に素晴らしく、よく動画も拝見しているんです。アンプ・モデルにはDivided Duoを使い、アンプの前後にコンプを入れることで抜けを良くしています。その後にコーラスを入れてステレオに広げ、下の別ラインにはDual Pitchでデチューン効果を狙ってきらびやかさを出し、ディレイも入れています。それらはスナップショットをアサインしています。
 また、自分が使っているギターのピックアップはやや出力が高いんですね。それでインプット・ブロックでインピーダンスを10kΩに変更してサウンドを調整しています。歪みはクリーンを元にカスタマイズした感じで、ワウとワーミーをスナップショットで入れています。ワウとワーミーがこれほどスムーズに切り替えられるのは、スナップショットならではですね。

【クリーン系プリセット】


【歪み系プリセット】


──同様のセットアップを考えているお客様にはとても参考になりますね。
 はい、そうしていただけると嬉しいですね。自分はHelix Expertとしてきちんとファミリー製品を把握していますので、お客様の納得がいくまで対応いたします。もちろん、購入後にわからないところがあればいつでも連絡していただければと思いますし、万が一僕らではわからないことがあってもメーカーを含めたサポート体制は万全ですので、そういった面からも安心してHelixを導入していただければと思います!



【Helix Expert Profile】
本田真一(ほんだ しんいち)
専門店のアンプステーションの中でも、ハードロック、ヘヴィメタル系の音作りには一目置かれるギタリスト。プロ・アーティストや、ギターテックなどからの信頼も厚い。自身もバンドUnderflowで活動し、バンドマンの悩みを理解したうえで最適な提案ができるHelix Expertのひとり。

取材・文:井戸沼尚也
写真:星野俊

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