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Helix ファームウェア 2.10 リリースノート

2016.11.24

Helix v2.10 アップデート操作ガイド

Helix v2.10は新しいアンプ/エフェクト・モデル、機能の追加・修正、安定性の向上や最適化を含むファームウェア・アップデートです。このアップデートは、全てのHelix ユーザーに強く推奨されます。

入手するには、ダウンロードページから以下の手順でお進みください。
• ドロップダウン・リストから「Helix」または「Helix Rack」を選択
• 記載の内容を確認の上、「GET DOWNLOAD」ボタンを押す

新しいアンプ・モデル>
- Archetype Clean Paul Reed Smith® Archon® のクリーン・チャンネルがベース
- Archetype Lead Paul Reed Smith® Archon® のリード・チャンネルがベース
- Line 6 Litigator ブティック系ミッドゲイン・アンプにヒントを得た新しいLine 6オリジナルアンプ

新しいエフェクト・モデル
- Distortion > Stupor OD (Mono, Stereo)  BOSS® SD-1 スーパー・オーバードライブがベース
- Delay > Pitch Echo (Mono, Stereo)  Line 6 オリジナル
* Paul Reed Smith 、ArchonはPaul Reed Smith Guitarsの登録商標です。
* BOSS は Roland Corporation U.S. の登録商標です。

新しい機能>
- EXP 1/2/3 およびVariax Volume/Tone ノブからのブロックのEnable/Bypass自動切替 :連続可変でプロセッシングするタイプのブロック (ワウやワーミー等)が、EXP 1、 EXP 2、EXP 3あるいは Variaxのボリューム/トーンノブを動かすだけでEnable/Bypassの切り替えができるようになりました。MENUに続けてノブ 1 (Bypass Assign)を押します。ノブ 1 (Switch) を回して目的のスイッチを選択します。 コンティニュアス(連続可変)・コントローラーを選択している場合は、ノブ 2 (Position) および ノブ 3 (Wait) が表示されます。
- Bypass Assign > Position パラメータ:Positionは、ブロックで設定されているエクスプレッション・ペダルやVariaxノブの可動範囲のどの位置で切替を行うかを定義します。
例えば、1%に設定されている場合、ベダルがヒール・ポジションに動かされたときにブロックはオフになります。99%に設定されている場合は、トー・ポジションに動かされるとオンになります。ポジションに関係なく、オン/オフを入れ替えるには、BYPASSボタンを押します。
- Bypass Assign > Waitパラメーター:Waitは、エクスプレッション・ペダルやVariaxノブがPosition設定を下回った際、ブロックがオフになるまでの時間を定義します。例えば、ワウを効かせたかっこいいファンク・ソロの途中で、ヒール・ポジションに行く度にすぐにオフになってしまったりしないようにする事ができます。
- MIDI経由でのブロックバイパス:個々のプロセッシング・ブロックは、外部からのMIDI CCメッセージでEnable/Bypassが切り替えられるようになりました。MENUボタン、続いてノブ 1(Bypass Assign)を押します。ノブ4(MIDI In) をまわして目的のMIDI CCを選択します。CC値0-63はブロックをオフに、64-127はオンにします。いくつかのMIDI CCは、他の共通機能向けにリザーブされているため、選択できないようになっています。
- バイパス・アサインのラーン機能対応:コントローラー・アサインと同様に、選択したブロックのバイパス・アサインも手動で設定する以外に、ソースを「ラーン」機能で覚えさせる事ができるようになりました。Bypass Assignのスクリーン上で、ノブ6 (Learn) を押し、目的のフットスイッチ、エクスプレッション・ペダル、Variaxノブ、MIDI CCを設定します。Helixは、ノブ1の上にスイッチを、MIDI CCの場合はノブ4(MIDI In)の上に表示します。
- 全てのバイパス・アサインを一括でクリア:すべてのバイパス・アサインを一度にクリアできるようになりました。Bypass AssignのスクリーンからACTION を押し、続いて ノブ 1 (Clear All Assignments). そして確認のためノブ 6 (OK) を押します。
- スナップショット時のフットスイッチのLED カラー:スナップショット時のフットスイッチの色を選択できるようになりました。
PRESETSノブ、続いて ノブ 6 (Rename Snapshot)を押します。 ノブ 5 (LED Color) を回して目的の色を選択します。 “Auto Color” はデフォルトの赤です。
注:現時点では、Helixアプリケーションからスナップショット時のフットスイッチの色を設定することはできません。
Split > Y パランス・パラメーター:これまでのSplit > Y ブロックは左右両方の信吾をパスAとBに均等に送っていました。2.10では、パスAとBに送る信号の個々のバランス(パン)をコントロールできるようになりました。デフォルトでは “Center”に設定されており、従来のSplit > Yブロックと同様に動作します。
- MIDIパンツのサポート

改善と変更>
- Delay > Vintage DigitalにHeadroomのパラメーターを追加しました。
-スナップショットで現在のアクティブなエクスプレッション・コントローラー (EXP 1 もしくは EXP 2) をペダル上でリコールできるようになりました。
- Split > Y がバイパスできるようになりました。バイパス時には、ブロックは左右両方の信号をパスA/Bに均等に送ります。(従来のSplit Yブロック同様)
- ルーパー・モード時のLEDが、状態がより分かりやすいdim/litの2段階表示になりました。
- ペダルエディットモードで、選択されていないパラメーターのスイッチのLEDがdim表示になりました。
- プリセット、セットリスト、スナップショットおよびストンプモードのカスタムラベルの名前を付ける際、リストでスラッシュ「/」が選択できるようになりました。
- Bypass Assign > ノブ 1 (Footswitch)は 、より適切に意味を反映するため“Switch” に変更されました。
- タップ・テンポはプリセットの歪み具合に影響しなくなりました。
- ファクトリープリセット・バンドルのマイナー・アップデート
- ユーザーがアップデートの手順に従わなかった場合、Helixは毎週木曜日の午後1時から3時の間、ユーザーの車のラジオからポルカ・デスメタルしか流れないようにしてしまいます。

バグ修正>
- Controller AssignページでIRブロックを選択した際、おかしなグラフィックが表示される場合がある問題を解決しました。
- Command Center ページでEXP 3にコマンドをアサインする際、 まれに緑色のインジケーターが表示されない場合がある問題を解決しました。
- Looper MIDI CC メッセージを外部機器を通じて送受信する際、MIDIフィードバックが起きる場合がある問題を解決しました。
- 全般的な安定性の向上
- その他小さなバグの修正と最適化

<既知の問題点>
- ごく稀に、Volume/Pan を含んだデータの破損したプリセットで、ボリュームペダルが0%に落ちる事があります。このような場合では、ボリュームペダルを完全に消去してから、再度追加します。もし同じプリセットでこの問題が繰り返される場合は、Line 6 カスタマーサービスに連絡してください。
- Bypass Assign > Wait のデフォルト値がハードウエア上では300msなのに、Helix Editで選択した場合は100ms になっている。
- Helix editor から自動Enable/Bypassがアサインされたブロックをコピー/ペーストする際、実際には正しくペーストされているにも関わらず”Cannot paste block” というエラーメッセージが出る場合があります。
対処法:プリセットをセーブして、再度アプリケーションを同期させます。

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