小山田圭吾

CORNELIUS名義で常に個性的な活動を続けている小山田圭吾さんは、近年は評価の高い映像やサラウンド・サウンド作品でも注目を集める一方、YOKO ONO PLASTIC ONO BANDや、最近ではYMOのサポートなどギタリストとしてステージに立つ機会も多く、ミュージシャンだけでなくコンサートの制作関係者からも、その優れたトーンを評価する声を頻繁に耳にします。

従来からステージで M13 Stompbox Modelerを活用してきた小山田さんが、今年5月に福岡で行われたCIRCLE' 12でのsalyu x salyu以降、様々なステージでJames Tyler Variaxも愛用中。6月にはsalyu x salyuのサポートでロンドンのJAZZ CAFÉ LONDONやスペイン・バルセロナで行われたSonar 2012で、また7月にはNO NUKES 2012に出演したYMO+小山田圭吾+ 高田漣+権藤知彦のステージでもJTVが使用されました。

ストラトやジャズ・マスターなどソリッドボディ、ボルトオン・ネック・ジョイントのギターを好んで使用し、アームを多用する小山田さんにとってJTV-69の選択は自然な流れでした。シングルコイル・ピックアップのトーンを使うことが多いということで、James Tyler VariaxでもSpankモデル (1959年製Stratocaster® をベースとするモデル) や、マグネティック・ピックアップが使用されています。「普通にピックアップを使うこともありますけど、モデリングを使うことの方が多いですね。モデリングは、まずノイズが全然無いのにびっくりしました。本当に“無ノイズ”じゃないですか」。

James Tyler Variaxギターは、ギター・ルシアーとして尊敬を集めるジェームス・タイラー氏がネックやボディ、ブリッジなどを全てカスタムデザインしたもので、マグネティック・ピックアップも氏の指定通りにサウンド。その結果、メイン・ギターとして使用できるクオリティが実現しています。「これまで、いわゆるコンポーネント系のギターは使ってこなかったんですが、このJames Tyler Variaxはギターそのものの感触もとても気に入っています。それに、ハーモニクスなどのサステインの長さもすごいですね。普通にギターを弾くときにも結構アームを使うんですが、JTVのアームは、シンクロナイズドとかよりも結構乱暴がききそうな感じで、アップもできるし、それでもチューニングが狂わないですね」。

エレクトリック・シタールの使い手でもある小山田さんにとって、JTVは新たな表現を実現する手段にもなりました。「シタールがすごく気に入っています。エレクトリック・シタールにアームをかけられたらどんなに良いかって、ずっと思っていたんですよ。それがスムーズにかかって、気持ち良い演奏ができるんですよね。これでしか絶対できない音になって、そこがすごく気に入っていますね。12弦ギターでもアームを使えるし、アームによってスティールギターに近い音を出せたりとか、ちょっと不思議な感じで使えます」。

最近は、ライブで必ずJames Tyler Variaxが使用されているということで、8月以降もYMOなど様々なアーティストのステージで、James Tyler Variaxを抱えた小山田さんの姿を見られるでしょう。「初期のVariaxはバッテリーの問題があったし、音の遅れも少し気になったけど、James Tyler Variaxは全く問題ないですね。(同じくYMOのライブに参加するJTV-59ユーザーの) 高田漣君も、最近弾いた中では一番びっくりしたと言ってたし、一気に進化した感じがしますよね。それにギターとしてのクオリティが、やっぱりちゃんとしてますよね」


使用機材

 

James Tyler Variax

他のギターでは不可能なこと全てを実現

製品情報
 

M13 STOMPBOX MODELER

サウンドの無限の可能性を探訪

製品情報