Jake

cloudchair

Guniw Tools、Super Soul Sonicsを経て現在はcloudchairとして活動中のギタリストJakeさんは、数年前にVariaxと出会って以降、このギターを自らの音楽を表現するメインの楽器として使用。「レコーディングで使える音のバリエーションが増えるなら便利だなと思ってVariax 500を購入したんですが、実際に使い始めたら、びっくりするくらい “使える”音でした」と語ります。「買った当初から気に入っていたのがTelecaster® Thinlineのモデルなんですけど、その後すぐにVariax WorkBenchも購入してカスタマイズもするようになり、Les Paul Specialのピックアップを載せたりして、それをメインに使うことが多くなりましたね」。

このVariaxが生み出すバラエティ豊かなギター・サウンドを独自の個性として昇華させたライブ・パフォーマンスが、YouTubeで公開され好評を博しています。「あれだけ色々な音が出せるので、違う音色でループを重ねていったらかなり立体的なものができるんじゃないかっていう気がして」というアイディアをもとに、ワンマン・パフォーマンスを敢行。「そういう演奏が形になってきたものが「Beat of Variax / cloundchair」ですね」。

そのJakeさんが最近、James Tyler VariaxのJTV-69モデルを入手。「ギターの作り、楽器としてのクオリティが上がったのが、そのまま音質に表れていることを実感しました」と語り、JTVでリファインされたギター・モデルによる音質の向上を高く評価します。「基本的な音質の方向性は同じなんですけど、解像度が上がって輪郭が見えやすくなったというか、繊細な高域を感じるようになりましたね。それに各弦、1本1本のバランスも良くなりました。Variax 500ではWorkBenchで音を作るのが当たり前になっていましたが、JTV-69ではファクトリー・プリセットされているモデルの良さを、改めて再認識しているところですね」。

James Tyler Variaxの各モデルには、Variaxシリーズとしては初めてマグネティック・ピックアップも搭載されています。「例えば僕の使っているJTV-69のシングル・ピックアップは、モデリングされたビンテージのストラトとはキャラクターが明らかに違います。James Tylerのピックアップは、割と素直で癖がないんですよね。だからこそビンテージっぽいモデリングの音との差がはっきりしていて、キャラクターの違いがすごく分かりやすい。ピックアップに変な個性を持たせていないところに、好感が持てますね」。

またVariaxには、各弦のチューニングを維持したまま出力されるサウンドの音程を変更できるオルタネート・チューニング機能が従来から搭載されていますが、これもJakeさんには重要な機能です。「一人でループを重ねて楽曲にして行くって言う演奏をしてるときに、ベースとかキックの役割の音を作るためオクターブ下のチューニングを使っていて、これは欠かせない機能ですね」。また、他のアーティストとの仕事を行う際にも、この機能は便利だと言います。「現場で新しい曲をやるときに、ちょっとキーを変えようとか半音下げようというのは、よくある話なんですよね。ギタリストにとって弾きづらいキーや、開放弦を使ったフレーズなどがある場合に、この機能は便利です」。

James Tyler Variaxの導入に先立ち、Jakeさんのライブやレコーディングでは POD HD500も活躍中です。「POD HD500は、まずはアンプとしての使い方ですね。Amp Farmの頃から使ってきましたが、昔はもっとPOD臭さが強かった。1曲の中でいろいろな音色を全部PODで作って重ねると、どこか抜けないポイントが出てくるというか。同じ帯域に固まってきてしまう。それがPOD HDではもっと実際のアンプに近づいています。ライブではPAにラインで送り、モニターで聞いていますが、全く問題ない。背中越しにアンプの音を聞く状態と比べても、むしろ音作りの時点で自分が思い描いたイメージに近い音が出せていますね。リハーサル・スタジオ等でバンドの中音でバランスをとる場合には、キーボード・アンプに繋いで鳴らしています」。

Jakeさんの作品は、様々なオンライン・メディアで配信が行われています。また、自らのWebサイトでも動画をはじめ、ユニークなコンテンツが提供されています。「先日自分のWebサイトをリニューアルして、ギターに特化したコンテンツを始めたばかりです。ちょっとしたTipsとかアドバイス的なものなど、自分の経験を基にした、ギタリストに役立つコンテンツにしていきたいと考えています。最近は、VariaxとPOD HDを使ったライブ音源 をiTunesから販売開始しました。この年末年始には、約15年ぶりにGuniw Toolsのメンバー達とそれぞれ共演する予定です」。



cloudchair official website:
www.cloudchair.net/



使用機材

 

James Tyler Variax

他のギターでは不可能なこと全てを実現

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